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知ってしまったマイナス美学

舞台『俺節』1幕まで〜言葉と匂いと歌と〜

いわば、舞台『俺節』の観劇アルバム・文字羅列ver. のようなスタンスでここに記します。一度も観劇できなかった人にも伝わるのを目標に、なるべく記憶の限り丁寧な描写をしたつもりですが、親切じゃない部分も多々あるかと…備忘録と呼ぶには不備が目立ちますが、観た人にも何か想いを馳せるキッカケになればな~と願っております!


※現時点では原作未読。的外れ発言等ご寛恕してけろ!!

※観劇中のメモは一切とっておらず、全て限られた記憶の中からの文字起こしです。最近までこんなこと書き出すつもりはなく、取りかかりが大変遅かったので、色々捏造してる可能性大。時系列や台詞等、間違いがあったらこっそり教えてくださるとすごく助かります・・・しれっと直します。

※3時間半(内休憩20分)の舞台を文字起こししたので、1幕分だけでもご想像通り長いです。


へば!

―――――――――――――――――――――


暗転と共に爆音の隙間風のような音が鳴り、舞台は始まった。
幕はまだ上がっておらず、紗幕にはプロジェクションマッピングで吹雪の景色が映し出される。

すると上手側から腰を深く曲げた1人の老婆がゆっくりと歩いてきた。その後ろにはガラの悪そうな男、借金取りの親分と子分の2人組。(いかにもな風貌)

「まーた利息だけかよ」
「こんな田舎まで足運ぶこっちの身にもなってくれよ」
親分はブツブツ文句を言っている。

「へぇへぇすんません…」
謝りながらも、不思議とか弱くは見えない老婆。


「あんなぁ、なんぼ利子払ったって借金は変わんねぇんだからな」


「んあ?分かんねぇよ・・・!!!」
老婆が大声で遮った。


「分かんねぇことないんだよ!大体、孫っ子1人育ててる婆さんのとこに毎回取り立てに来るの、気分悪りィんだよ……で、あの孫は達者なのかよ?」

訛った口調で老婆に文句を言いつつも、気遣ってくれている様子の親分。このいかにもな風貌の取り立て屋にも、人の心はあるらしい。ここは海鹿耕治(以下、コージ)の故郷、青森県北津軽郡だった。


「ふっへっへ……おかげさまで」

老婆から封筒を受け取ったボスは、「まともに人の目も見て話せねぇような男だったじゃねぇか。大丈夫なのか?しっかり孝行してもらえよ」とやはり気にかけてくれている。しかし老婆は聞こえていないのか、話の途中でどこかへ行ってしまう。「おいっおーーいっ」呼び掛けもシカト。取り立て屋はチッと舌打ちし、追いかけもせずに「また来月な!」と言い残してあっさり去って行った。


そんなやり取りの終盤、上手側に立っている3人の後ろで静かに幕が上がった。

すると奥の下手側には、寂れた駅の停留所。薄暗い吹雪の中で1人、背中を丸めポツンとベンチに座る青年の姿。
演歌歌手になるべくこれから上京しようとしているコージだった。
厚手の服を着込んでいるのに、なんだかとても小さく見える。


「ばっちゃん・・・?ばっちゃん!」


先程の老婆はコージの唯一の家族、祖母だったらしい。
借金の利息分だけ取り立て屋に渡し、その足でコージが旅立つ駅へ向かっていたのだ。
今まで下を向き心細そうに座っていたコージが顔を上げ立ち上がる。来てくれると思わなかったんだろう。パァ!と笑顔になって嬉しそうにばっちゃんに駆け寄っていく。おばあちゃんっ子のいい子だ。


「ほれ」
ばっちゃんが1つの包みを素っ気なくコージの胸元に押し付けた。

「なんね?」

「ばばは流行りは分からねぇからそれでいいべ」

コージはその場で風呂敷をほどき中を取り出す。
「背広……?!じぇんこ(お金)はどした?」
わざと聞こえないようなフリをして、無言を貫くばっちゃん。
「ばっちゃん…!」
強い口調で呼び掛け問いただそうとするコージだったが、気を逸らすように話題を変える。

「おめ1人か?」
「へ?」
「見送りは?」
コージは黙って俯く。


「・・・ばばはおめぇに・・・友達も作ってやれねかったな・・・」
青森から1人上京するというのに、コージには見送りに来てくれる人が誰もいない。最初で最後の人がばっちゃんだったんだろう。


「んなもん…ばっちゃんが気にすることでね…」
努めて明るく話しているが、声が切ない。


「これさえ着てれば、お前もいっちょまえの都会の人間だ。なんも恥ずかしがることはねぇ。恥ずかしがること・・・ねぇんだ・・・
だんだんとコージに歩み寄る。対面すると両腕をがっしりと掴み、そのまま抱き締めようとする。

「ばっちゃん・・・」
優しくも脆い声で呼び、自分の両手も背に回そうとするコージ。
だが直前でひらりと背を向けられてしまった。煙草を取り出しながら、わざとコージから距離をとる。


コージはずっと、目尻を下げて微笑んでいる。


「ばっちゃん、堪忍な・・・」

「東京は謝りながら行ぐところでねぇ」

「ばっちゃん・・・」
安心してよ、というような声で再度ハグしようと歩み寄るが、拒まれてしまった。それでもコージはヘラヘラと笑う。

「んで、おめ、東京行って何すんだ?」



何かが込み上げてきたように、コージの体に力が入る。

「おら…もう負けたぐねぇ…!笑われんのも、懲り懲りだ……」

列車が近づく音。

「でも、おらんだって武器あるって気づいたべ……」



「世の中、とっくり返してやれるもの!!!!」


力強いコージの決意の叫びは、列車の音にかき消されない。そしてこの一声をキッカケに、舞台は青森から東京へと移る・・・!





軽快な昭和のムード歌謡のようなBGMが響き渡り、ガラッと景色が変わった。

『1990年4月 東京』
プロジェクションマッピングで舞台の上手サイドに縦書きの文字が映し出される。まるで漫画の原作世界がそのまま3Dになったみたいだ。
男女問わずスーツを着た大勢の人々が皆忙しそうにバタバタとすれ違っていく。小さなカバン1つを胸に抱え、奥からコージが現れた。初めての東京の風景に戸惑いながらも、好奇心溢れた表情で街を歩く。


北津軽郡から来ますた!海鹿コンジです!よろしくお願いします!!!」


ばっちゃんから貰った背広を纏い、舞台のド真ん中で土下座をする。ここは演歌歌手・北野波平(以下、北野)が所属する北野プロダクションだ。上手側サイドの壁には、プロジェクションマッピング『新大久保 北野プロダクション』と補足説明的に映し出される。コージの目の前には、3人の業界人と思しき男たちが喫煙しながら談笑をしている様子。


業界人A「朝8時まで飲んでたよ…あの演歌の大御所の北野波平がサザンだぜ?昨日1時間で『真夏の果実』12回歌ったんだぞ?!」
業界人B「なんだそれ?」
業界人C「お前この業界にいて知らないのはマズイだろ~あれは今年もレコ大獲るぞー」
(ちなみに…実際の1990年当時、『真夏の果実』はレコード大賞を逃しています。つまりこの予想は残念ながら外しているというニクい演出なのです!)


そして1人がやっと、ずっと土下座し続けていたコージの存在に気づいた。

「ああ弟子入り希望の方~?悪いけど邪魔だからあっちでやってもらえる?」


適当にあしらわれたのに、素直に聞いて端っこに移動するコージ。律儀にまた深々と土下座をし直した。熱意が空回って無駄にテキパキと動く。業界人はというと、そんなコージには興味なさそうに「演歌はもう時代遅れ」というような会話をし、北野の陰口を叩きながら呑気に笑っている。


やがて車が止まる音。

「あっいらっしゃった!」
慌てて煙草の火を消す業界人3人衆。


「♪四六時中も好き~~と言って~~夢の中~へ連れ~て行って~~」

噂の張本人、着物姿の北野はお付きの女性と腕を組みつつ、軽快にスキップをしながら下手側より登場!北野の中で真夏の果実旋風が巻き起こっている模様。先程まで小馬鹿にしたように笑っていた業界人3人衆は、態度がうって変わって腰を低くして接している。


コージはきっと、人生で初めて生で見た芸能人だろう。(それも敬愛する)
あわあわと手を口元に当てながら興奮しているのが分かる。北野が女性誌の取材のため事務所の奥に行こうとしたとき、弟子志願のためやっと一声を発した。


「き…っ北野波平先生でしょうか!!!」
「うん?そうだよ~~」(お茶目)
「おら…っ先生の大ファンでっ」
「そうか~ありがと~」
軽く受け流し、すぐ去ろうとする。
「…で、弟子にしてけろ!!!!」

勢いがあり余り今にも飛びかかりそうなコージだったが、お付きの女性陣(固定の3人組)や事務所の人間に即止めに入られてしまった。アポも取れない上京したての素人が突然、熱意だけで勝手に会いに来てしまったのだからしょうがない。


「先生はね、弟子とらない主義なの」
「大体、今どき演歌をやりたがるような変人、弟子にしたくないだろ」
「二度と先生の前に顔出すなよ!」
大橋マネージャー(以下、大橋)にもキッパリと言われてしまう。だがコージはまだ、引き下がれない。


北野は女性誌の取材のため、今度こそ事務所の奥に行ってしまった。


…と、代わりに事務所の奥からアコースティックギターをジャカジャカかき鳴らす1人の男がやって来た。

「その子かれこれ4時間は土下座してたよ~見上げた根性だよねぇ〜まっ、それをずっと見守ってた俺も、相当な根性だが!」
ペラペラと流れるように話す、調子の良さそうな江戸っ子口調。

「オキナワ、お前まだいたのか!」
大橋が怒鳴るが、当の本人は我関せずだ。


すると、北野がすぐ戻ってきた。

「おい大橋ー!な~にが女性誌の取材だ!男ばっかりじゃないか!……おお~オキナワか?元気してたか?

「へいっ」オキナワは任侠ものの子分のように両膝を深く曲げたお辞儀スタイル。
「先生…!財布泥棒に声をかける必要ありませんよ!」
「人聞き悪ィなー。財布の中からちょっ!と抜いただけだろ~?」
「それを財布泥棒って言うんだよ!」


悪びれもせず「てへ」というようなリアクションをとるオキナワは、憎めない人懐っこさを持っている。ずっと飄々と生きてきたんだろう。
どうやらオキナワは、北野プロダクションに雇われていた作詞家だったが、財布泥棒の一件があり今は解雇されているらしい。コージは正座のままポカンとして様子を窺っている。



「先生、もう行きましょう」
大橋に促され、北野は再び事務所の奥に行ってしまいそうになる。

もうここしかない…!
今度は誰も止められないぐらいの勢いで、北野の前まで出ていくコージ。
その後ろに綺麗に固まって並んでいた事務所の面々もすぐ制しようとしたが、北野がそれを止めた。


「おらには歌しかねぇって、青森にばっちゃん1人置いて出てきたんす!人殺し以外何でもやるすけ!!弟子にしてけろ!!!」
北野の目の前で正式に土下座をする。


「ここは俺の会社だ。みーーんな、歌しかねぇ、って奴らが集まってる。なぁ?」
同意を求められると、事務所の人間は皆嘘くさい愛想笑いで誤魔化す。


「その辺の人と一緒にしないでくれべしゃ…!!お、おらには北野先生以外、本気の人がいるように見えねぇですけど…!」


「おいおい、お前たち、言われてるぞ〜」
北野に煽られ、一気に喧嘩腰になる事務所の面々。


「べっ別に喧嘩を売りに来たわけでねぇべ…!んだが…本気の人がいるなら会ってみてぇから…もしいるなら1歩前に出てきてけろ!!!」
勢いよく振り返って立ち上がる。
「1歩前に出てこい!」と鼻息荒く足元を指を差すコージの凄みに皆が後ずさる。前に出てくる者など1人もいなかった。ただ1人を除いて。


「はっはっは!おもしれぇなぁ!お前、おもしれぇよ〜!」

静まった空気を吹っ飛ばすような大笑い。
唯一前に出てきたのは、あのオキナワだった。


「なぁ、北野のおっさん!」
「おま…っおっさんって…!失礼だろ!!」
事務所の人間の声はオキナワには聞こえない。

「あんたもコイツの歌聴いてみたくなってきたんじゃねぇか?試しに1曲歌わせてみようぜ?」

「はわ…いい人だな…」

「よく言われるよ~」

口の上手いオキナワが呼び掛けると、北野もまんざらでもなさそうに乗った。

「おい、『なみだ船(北島三郎)』でいいか?一発かましてとっとと弟子になっちまおうぜ~」
肩から下げたギターを構えたオキナワが悪戯そうに吹っ掛ける。


決心して頷くコージ。
「へば……」


客席にもピリリと緊張が走る。ここが『俺節』初のコージ歌唱シーンだからだ。演奏はオキナワのギター。

前傾姿勢で気合いを入れ、こぶしをたっぷり効かせて歌い始めた。上手い…!事務所の人間の顔つきも変わる。これはそのままスカウトされるか…!!
と思ったのも束の間、序盤を歌ったところで急に歌をやめてしまった。
喉に何かが詰まったようにブツ切りの声が漏れる。首を傾げながらなんだか苦しそうだ。
聴く体勢になっていたその場の全員も、そんな不可思議なコージの様子に怪訝そうに首を傾げる。


「おい…!どうしたんだよ…!」
ギターの手は止めずオキナワが小声で問う。しかし一向に歌を再開しない。

「あ〜!分かった、分かった。もう1回な!」
気丈に仕切り直そうとするオキナワの手を、コージは反射的に両手で止めた。


「なんだよ?!」
「み…みんな見てるから…ちょっとォ…」
「はぁ?!」
「ひ…人前で歌うの……めぐせくて…」
「め、めぐせぇってなんだ??」

(めぐさい=恥ずかしい)


なんだそれ。とばかりに事務所の面々から失笑が漏れる。北野は何も言わず、その場を去ってしまった。
「もう来んなよ!」とってつけたような笑い顔の大橋から捨て台詞を吐かれ、その場にいた全員が呆れたようにいなくなっていく。

「あ、おい!ちょっと待ってくれよ!!」
オキナワの言葉も虚しく、誰も引き止められなかった。

「あーーもうなにやってんだよ!!」

いっつもこうだ!!!!いっつもこうなんだ・・・おんなじこと・・・繰り返してきたんだ・・・」
コージの悲痛な叫びに、客席含め全員が事情を察した。コージは極度のアガリ症なのだ。ばっちゃんに東京に何をしに行くのか聞かれた際も、「笑われんのも懲り懲りだ…」と言っていた。きっと今まで幾度となく同じ思いをしてきたんだろう。


だがここは面倒見のいいオキナワ。可哀想に思ったのか気まずそうに励ます。
「んん…あんま気にすんなよ…な?」
「おらじゃなくて、あんたが歌えば良かったベ!」
「俺はこっち専門だから♪」(ギターを掲げる)
八つ当たりをするコージにも嫌な顔1つせず、さっぱりとした対応だ。

「北野は自前の作曲家集団抱えてるから俺も入り込んでやろうと思って弟子入りしたんだが…まぁ、色々あってクビよ…」
「色々って…?」

さり気なく聞き出そうとするコージだったが、オキナワは話題をすり替えた。
「そうだ!飲み行かねぇか?!」
「じぇんこ(お金)がねぇです・・・・」
「ああ?!…俺だって、ねぇんだぞ・・・」(情感たっぷりに)
「おまけに宿もねぇです・・・」
「あーらら〜…」
「はあい…」
正座の体勢のままふにゃふにゃと笑う。


「…しょうがねぇーなー。俺の城に案内してやるよ!ついてきな!」
土下座したときから床に置きっぱなしだったコージのカバンを手に取り、コージに目掛けて真っ直ぐに投げた。胸に飛んできたカバンをキャッチしたコージは、ギュッと両手で抱き締め嬉しそうに笑顔になる。


「東京でいっちばーん、いい場所だぜぇ!!!」




オキナワの高らかな宣言をキッカケに、再びセット転換。左右から"みれん横丁"の豪華なセットの店並みが顔を出す。セットは豪華だが、お世辞にも綺麗とは言えないなんとも寂れた横丁だ。
そして揃いも揃って汚れた服を纏った群衆(横丁の住民)が『みれん横丁のテーマ』を合唱しながら登場する。セットは自動で動いてくるときもあれば、キャストの方々が演技をしながら押してくることもあるし、押しながらはけて行くこともある。それも全く不自然ではなく、ストーリーの邪魔をしていないのがすごい!キャスト陣が堂々とセット転換してしまう演出。この場面に於いて、黒子を使うより余程自然な役割を果たしている。


みれん横丁は、トットてれびの世界観をものすごくディープにしたような感じ。狙っているのか否か、オレンジ色の「スナック丸」という看板に目がいく。壁の落書きも細かい。(「どんづまり」「おれ&よいこ(相合い傘)」「立ちション厳禁」等これだけでここがどんな場所かが一目瞭然である)


『みれん横丁のテーマ』福原充則作詞/門司肇作曲
(劇中設定はオキナワ作詞作曲)
土方仕事で日が暮れて 埃まみれの汗をふく 急ぐ家路があるじゃなし 待ってくれてる人もなし しょんべんのにおいのあの横丁に行こう 切れたネオンの看板のあの店で会おう 良いも悪いもあきらめて 苦笑いで飲もう・・・



オキナワの”城”、みれん横丁に連れられてきたコージ。カバンを大事そうに胸に抱き、物珍しそうに辺りを見渡しながらオキナワの後を追う。ここは世間からはみ出た人々が暮らすドヤ街。みれん横丁の住民は「放火魔さん」「のぞき魔さん」「当たり屋ちゃん」「人殺しさん(おっちゃん)」「陛下」など、独特のネーミングで呼び合っている。
「おーオキナワ~!どうだ?北野プロに許してもらえたかー?」
「俺が教えた"土下座"!したのかよ~?」
横丁民が口々に声をかける。
「それがよォ、器のちーーせぇ連中でよォ」
はーやだやだ!というように顔を歪めて皮肉っぽく答える。そんなオキナワの後ろで大人しくしている新参者を見つけた横丁民は、ワイワイ寄ってたかって興味津々だ。「見ねぇ顔だな」「身ぐるみ剥ぐか!」「おい兄ちゃん粉薬買わねぇか?」「お前!足踏んだな?!悪いと思ってんなら肝臓出せよ」早速洗礼を受けるコージ。

「まーまーまー夜逃げさんも、ほらほら当たり屋ちゃんも、落ち着いて」
されるがままのコージを見兼ねて、オキナワはご丁寧に1人ずつ剥がしながらなだめる。
「ぜんぶ燃えちまえばいいんだあああ!!!」
「放火魔くんも、お静かに」(オキナワはよくボケるしよくツッコむ几帳面な奴)

「なんだよーよそ者は身ぐるみ剥ぐってのが決まりだろ~?」
「よそ者じゃないよ。こいつ、俺の友達なんだ」
「オキナワの友達っつってもよォ、俺らの友達じゃねぇからなぁ」
聞く耳を持たず、再びコージを取り囲もうとする横丁民だったが、それを遮る声が響く。
「落ち着きたまえ諸君~~!!!」
階段の上の方から軍服を着た口髭の小柄な男が現れた。
「オキナワ、あの人は…?」
めくるめく展開にビクビクしながら問うコージ。
「あー陛下だよ。まっ、皇族のフリした結婚詐欺師だな」

優雅に階段を下りながら、陛下は語りかける。
「お前たちにも、人生にどん詰まってここに流れ着いた日あっただろう。思い出せ!あの日みんなが受け入れてくれたおかげで、今があるんじゃないのか?!」
確かに…とこれには横丁民も納得の様子。そしてコージは陛下から、歓迎の品として串に刺さった肉を渡された。


「へっ…ばんべきゅう?!(BBQ )いいんですかっ!」

「おー食え食え」

「へばっ」

「……どうだ?旨いか?」
コージの反応を固唾を飲んで見守るみんな。

「むふふふ、ハイ♡」(とっても幸せそう)

\おおおおお~~~~~/

「(モグモグ…)ところでこれ、なんの肉ですか?」

\あはは~…あはははは~…^^/

「…?あ、あんのォ……??」


キキーーーッドン!!!キャインキャイン!
車のブレーキ音と何かが轢かれた鈍い音、動物の鳴き声…

のぞき魔「おーーいまた野良犬が轢かれたぞー!!」(常に双眼鏡で何かしら覗いている)
陛下「何犬だっ?」(常に声が裏返りそうな「○○であーる!」のような喋り方)
のぞき魔「…柴犬だーーー!!」
陛下「よぅーし、バーベキューだーー!」
\うおおおおおおおおおおおお/

自分は毒味要員にされたということを瞬時に察したコージ。途端に胃からばんべきゅが込み上げてくる。

「ウッウッウッ……ウエエエェェェ……」
外に置いてあった大きなポリバケツに、物(ブツ)がハッキリ見えるほどの量を思い切り嘔吐。(このブツは、客席に背を向けるどさくさに紛れて"幻覚さん"から仕込まれていることを確認)


「おおーい、コージはお前らのために毒味してくれたんだぞ~?」
「分かってるよ。もう仲間だね」
当たり屋ちゃんがニヤリと笑って言う。
「だとよ!良かったな、コージ」

そんな声掛けに答える元気もないぐらい、気が滅入ってる最中…

「おーーい!外人の女が落ちてたぞーー!!!」
野良犬を拾いに行ったはずが、横丁民たちは奥から1人のブルーアイでブロンズヘアの美女を運んできた。彼女の名はテレサテレサは何が起こったのか理解できないように戸惑っているが、大興奮の男集団はそんなことお構いなしだ。テレサの存在はこの埃くさい横丁に居てはいけないほどの華がある。これも錯誤が働いていると思う。(俺節パンフ 六角さんページ参照)

舞台の真ん中前方まで運び下ろしたところで、雄共は地べたに座るテレサを取り囲んで盛っている。


「いい加減にしろ~~~~!!」

陛下が叫ぶ。さすが陛下は紳士だ。と安心したのも束の間、無邪気な顔でこう提案した。
「順番を決めよう♪」(陛下~!)
この横丁は陛下の言うことは素直に従う風潮があってかわいい。「俺1番~!」「2番!」とテレサを軸にして綺麗に1列になって並ぶ。陛下もちゃっかり2番に並ぶ。横丁民唯一の女性・当たり屋ちゃんは、押しくらまんじゅうで跳ね飛ばされ、その列から離れたところでむすっとした顔で男たちを見つめている。


1番目が意気揚々とテレサの目の前でズボンを下ろしたが、急にハッとしたような顔をする。

「びょ…病気持ちかもしれねぇぞ~……」

もしそうなったら大変だ!とギョッとする雄共。
「よ~し、コージに毒味をさせよう。ズボンを脱げ~!」と酷い提案をするオキナワ。(列には並んでいない)

「いっ…いやいやいやいや……!!!
男たちからズボンを脱がされそうになるのを両手で押さえ必死で抵抗するコージ。踏んだり蹴ったり。



バァン!!!!!!カランカラン……

突然奥から大きなアルミ缶を蹴飛ばす音。静まり返る横丁。


「あーーーーーいたいた!」(高音)

ヤクザだ。パンチパーマ&グラサンで強面なボスを筆頭に、脇には下っ端2人、計3人が横丁に入ってきた。これまたいかにもな風貌だ。


「悪いが、そいつはうちの大事な"商品"」
テレサを指差し言った。


「…す、すいませんでした~」
へなちょこな声で謝りながらおずおずとヤクザたちに道をあける男たち。
テレサは絶望したように俯く。下っ端2人から両腕をがっしり掴まれ、そのままひょいと持ち上げられ連れて行かれそうになる。何語か分からない言葉を発しながら悲痛に泣き叫ぶテレサ。十字架のネックレスを天に掲げ、祈りながら足をバタバタ動かして抵抗している。横丁民はそんな居たたまれない様子を黙って見届けることしかできない。


「…あ」

ヤクザのボスが振り返る。

「もしかして、ここにいる全員でこいつを逃がそうとか考えてたんじゃないよなぁ?」

\いやいやいや……(ご冗談を~)/

否定したのにも関わらず、1人が見せしめのために下っ端に殴られ倒れてしまう。とんだ流れ弾だ。悲鳴を上げるテレサ。犠牲者が出た恐怖でさらに萎縮する横丁民。
満足したようにその場を去ろうと背を向けるヤクザたちに、ある男が立ち上がった。


「ちょっと待ってけろ!!!!!」


口火を切ったのはコージだ。


「へへ…よく分かんねぇけど…その人そのまま連れていかれるの…おら、なんかイヤだなぁ……」
ナヨナヨと笑顔を作りながら言う。

「おいコージ!ちょっと黙ってろよ!」
せっかく丸く収まりそうだったのに…!というようにオキナワがイライラした様子で咎めに近寄ると、コージはムッとしてそのまま胸ぐらを掴む。オキナワより背が小さいのでものすごく見上げる形だが。


「あの手の方々には逆らっちゃいけねぇんだよ!」
「それが東京ってやつだべか!」
「お前の田舎でも一緒だろうが!」
「んだなぁ!どこでも一緒だなぁ!!」
こんな状況でちっちゃく固まって小競り合いする2人。


「どーもすいませ~ん。行ってくださいな~」

場を納めたいオキナワは愛想笑いでヤクザたちを行かせようとしたのだが、「ちょっと今の、俺はカチンときちゃったな~…」と下っ端ヤクザがコージ目掛けて走ってきた。案の定コージは殴られてしまう。さっきの見せしめの一発とはわけが違う。数発殴られる。何もやり返せないコージ。

「まぁまぁまぁ…」オキナワがなだめようと間に入ると、一緒になって殴られてしまった。テレサも横丁民も、2人のやられっぷりに痛々しく声を上げる。
「よーく見とけよ。お前が逃げ出したからこうやって沢山の人に迷惑かけてるんだからな」
「分かりました…分かりましたから…」


「どうもすいませんでしたぁ……」オキナワが客席にお尻を向ける形で土下座をした。「お前もほら…っ」隣で力なくへたっていたコージの背中を右手で押さえ、一緒に謝らせる。「すいませぇん…」あれだけ威勢よく立ち向かっていったのに、オキナワに言われるがまま並んで土下座してしまった。

やっとヤクザが去ろうとしたタイミングで「ご苦労様ですぅ~…」と声をかけるオキナワ。それすら燗に触ったのか、もう一発蹴りを入れられる。そしてついでのように、隣で土下座スタイルを崩さないコージの背中に唾を吐きかけて行った。


その瞬間、コージの体内に電流が走ったように固まったのが分かった。



「待てェ・・・・・」
今までにないドスの効いた低い声。のらりと立ち上がる。

「コージ…頼むから黙ってくれ…」
オキナワの懇願は届かない。

「ああん?俺らに言ったのか?」


「謝れェ・・・謝れェ!!!!おらんでねぇ……ばっちゃんの背広に謝れェ!!!」


上京したときにばっちゃんから託された背広。自分の胸元をギュッと握り、ヤクザを睨み付ける。「何言ってんだか分かんねぇよ!」再び殴られてしまう。「謝れェ!!おらは何されても文句言わねぇ・・・だどもばっちゃんに・・・ばっちゃんに・・・」息絶え絶えで訴えるコージ。だがヤクザはまともに聞いてくれない。それでもコージは主張を止めない。繰り返し繰り返し、殴られ続ける。物陰から見守る横丁民からも痛々しそうな声が漏れる。テレサも、コージを直視できない。


「おら・・・この、背広に、故郷(くに)しょってんだ・・・」

「ああそう!」地面を這いながら訴えるコージの本気も空しく、適当にあしらわれ蹴られる。もう満身創痍だ。ふらふらと正面を見て立ち上がった。



「謝れェ・・・やんだば・・・・・殺せぇぇぇぇぇ!!!!!!!


「意味分かんねーよ!」
下っ端ヤクザの1人が背後から竹刀のような棒を持ち出し、コージの頭に力一杯振り落とした。横丁から悲鳴が上がる。コージは膝をガクガクさせながらその場に倒れた。
こじき殺して捕まったらたまんねぇっすよ」
焦ったヤクザたちはその場を去ろうとする。


「・・・・・待て」
意識が朦朧とする中、力を振り絞り立ち上がるコージ。もうやめてくれ…と誰もが思ったはずだ。


「今度は、おらの番だ・・・おらの武器で、あんたらを殴るど・・・・」


「殴りすぎて頭おかしくなったんじゃないすか?」
「だな」
下っ端ヤクザの1人がまたコージを殴ろうと近づいた。そのときだった。




「凍、て、つ、く………」


その場にいた全員(客席含む)が固まり息を飲む。コージは突然、『港(吉幾三)』をアカペラで歌い始めたのだ。「はァ……はァ…………」と度々息を切らしながらも、コージの歌は北野のときのように止まらない。刺すような鋭い視線と歌で空気を支配していく。下手側のサイドには、プロジェクションマッピングで縦書きの歌詞がカラオケのように映し出される。


「港でひとり・・・あんたの帰りを待って・・・おります・・・・・」


誰もが納得せざるを得ない、歌がコージの真の武器だった。本気で殺しにかかっている気迫。おぼつかない足取りで1歩ずつ歩きながら。ヤクザたちは鬼気迫るコージの歌唱に圧倒されて腰を抜かす者も現れた。それも全然大袈裟な反応じゃない。

最初は唖然としていたオキナワも、コージの歌に背中を押され何とかギターを構えると、ありったけの力でメロディをかき鳴らした。物陰に隠れていた横丁のみんなも、どんどん前のめりになりながらコーラスとしてコージの武器に加勢していく。グルーヴが凄い…。


「ああーー北の港には冬待つ…………をーーー、んーーーーー、ぬぁーーーーーーーーーー」



圧巻…!
(ここはフォトコールの模様がWSで流れていた場面だったが、生の迫力はテレビの前のそれと全く比べ物にならなかった )


「はァ……はァ…………」
バタン…ッ!
力尽き背中から大の字に倒れ、コージは気絶した。
今度は拳でやり返そうとする下っ端ヤクザだったが、ボスが制止する。



「2番まで歌われたら…!謝まっちまうところだったよ」


「助けなきゃ…!」思わず身を乗り出すテレサに、ヤクザは腕を拘束する力を強める。
「すっ…すいません…すいません…」後ろ髪引かれるテレサだったが、今度こそ本当に連れて行かれてしまった。

ヤクザたちが横丁を出ていったのを確認すると、全員が一気にコージに駆け寄る。
「だ、大丈夫か…?」「死んだんじゃないのか?!」「よーし!身ぐるみ剥げー!(陛下…)」「ああ?!」「じょ冗談だよぉ…」「ハイハイ手当てするぞ!奥運べ!」「おー!」バタバタと奥へ運ばれる。


1人その場に取り残されたオキナワ。
今起こったことをゆっくりと咀嚼してるように固まっているが、表情が高揚している。
「ク…ッ」
こっからおもしれぇことになるぞ…!と確信したように正面を見据え悪戯に笑い、くるりと身を翻しコージの元へ走って行った・・・




場面は変わる。
暗くなり、照明もムーディーなオトナの世界。
次に登場したのは露出度の高いセクシーなドレス衣装を着て踊る、インパクト大・見た目も強烈な5人組。リーダーなのかカスバの女(エト邦枝)』をマイクを持って歌っているのは、最年長と思われる赤ドレスの女性1人だ。その他は皆股をパカッと開けたり腰を振ったり、挑発するように踊っている。
わざとらしいほど表情豊かにパフォーマンスをしているが、ここは多分セレブのための店じゃない。ドレスも少し安っぽい感じがする。(超主観)

その途中、遅れてテレサも合流してきた。ヤクザから連れて来られた先はここだったんだろう。テレサもこの店のストリッパーのようだが、やはり美しさは目を引く。踊り子になりきれていないようで、場に馴染めていない。そうこうしてる内にパフォーマンスが終わった。


「おちゅかれさまでしたーー!」
恐らく1番若手・黒髪ロングヘアの①シャオ(中国)の甲高い声が響き、ストリッパーたちは6人で1部屋の楽屋に戻る。

「あのオッサン、見たよね?!盗撮だよね?!ワタシが脚開いたらカバンがぐーーーっと寄ってさ!あれじぇったいカメラ入ってたヨ!」
ガニ股で顔をしかめるパーマヘアのエドゥアルダ(ブラジル)

エドゥアルダちゃん~客席全員オッサンだからァ~」
金髪でスラリと背の高い③アイリーン(フィリピン)

「そーゆーときはあえて股をパッカーッと開けてやるんだよ。そしたらそいつはアタシのアタシを覗きこんでくるだろ?顔を近づけてきたらそのまま、そいつにしょんべん引っ掛けてやりゃあ~いいのさ~~!」
ベテランのリーダー格であろう赤いドレスの④マリアン姐さん(ブラジル)が潔く言い放ち、ストリッパーたちはケタケタ笑う。
「そんな都合よく(おしっこ)出ませんよぉ~~」とアイリーン。
みんなそれぞれタイプの違うカタコト言葉。最初観劇したとき、皆さん本当に外国の方なのかと思った。(舞台ド素人)
その中にいる黒髪ボブ、ストリッパーらしくないオカンのような⑤橋本さん(日本)も気になるところ。テレサ(ウクライナ)の気分は落ちているため(ドレスもブルー)、少し離れた階段に1人寄り掛かって座り、心此処に在らずだ。



「板の上で30年も踊ってたら、出来ないことなんてなくなるね~~!」
「ふんっふんっ」と言いながらサンバのように足を高く交互に上げ下げしたり、M字開脚をしたりめちゃくちゃアクティブな動きを見せるマリアン姐さん。(顔が真面目なのがおもしろい)


「そういえばマリアン姐さんっておいくつなんでしたっけ?」あっけらかんとシャオが訊く。

\しゃ、しゃ、シャオ・・・!!それは・・・!!!/一斉にうろたえるみんな。

「その質問に答えたらーーこの世界から戦争がなくなるんだとしたらーーー答えてあげてもいいけどーー??いいけどぉーーーー???」(ブリッジのような姿勢で凄む)

「しゅ、しゅいませーーん!トイレ行ってきまーす!」

シャオが焦って楽屋から出ていこうとした直前、先に外の方から扉が開いた。入ってきたのは、眼鏡でヒゲをたくわえた胡散臭そうな小家主だ。「まさかお前もウクライナ(テレサ)みたいに脱走しようとしてたんじゃないだろうな?!」「違います!トイレに…」事実を述べたのに手に持っていた新聞紙(スリッパのときもあった)でスパンッと頭をはたく小家主。「ヒッ…」シャオの高い声が響く。

小家主はトイレに行くのも禁止すると言い出した。「アンダースタンド?!」時々混ぜてくる英語が鼻に付く。「フィリピン!アンダースタンド?!」というようにストリッパーたちを出身国で呼び、1人1人に返事をさせる。「ウクライナーーー!アンドゥラァァァァスタァァンド???」階段でへたんと座っているテレサにじりじりと近づいてくる。


「マネージャー!!!テレサちゃんももう分かってますから…」

橋本さんが止めに入ってくれた。
「橋本さんは…僕の味方だよねぇ…?」するといきなりブッチューーと濃厚なキスをする小家主(!)
目撃しているストリッパーたちはお気の毒…と言わんばかりに「オエ〜…」と顔を歪める。数秒続いたキスからやっと開放したと思ったら、今度はグーで一発橋本さんを殴った。なんつー奴……


荒らすだけ荒らし「うーーひゃっひゃっひゃ」と高笑いしながら楽屋を出ようとする小家主。扉を閉める直前、「全員!アンダースタンド?!」と顔だけ覗かせる。「ふぁい……」渋々頷くストリッパーたち。満足そうに「グッ(OKポーズ)」と言い残し、嵐のごとく去って行った。最低野郎のPVのようなゲスっぷり・・・!!アッパレ!!(ゲスいのにコメディアン感が強いからかちゃんと憎めない複雑なこの気持ち…)



「橋本サン!!大丈夫ですか…」
自分を庇ってこんなことになった橋本さんに心配そうに近づくテレサ。「あー大丈夫!大丈夫!」明るく返してくれる橋本さんだったが、「あんたが逃げ出したりするから…!このザマだよ!」「パスポートだって切れてるのに、逃げたってどこにも行けないよ?」「家族のためにまだまだ稼がなきゃならないんでしょ?!」とマリアン姐さんとエドゥアルダのブラジルコンビに叱られてしまった。

「はい…はい…」と立ちっぱなしで逐一返事をするテレサ

アイリーン「”はい””ハイ””はぁい”って…色んなハイを使い分けるようになったねテレサも!」

シャオ「にっぽんじんみたーい!」


一瞬和んだ楽屋の空気にテレサは自ら水を差す。



「私はお金を稼ぐ人。家族はお金を使う人」



「そんな言い方…」困ったように言うマリアン姐さんに、わざと笑ってみせるテレサ
「ごめんなさい・・・私のせいで皆さんにご迷惑かけて・・・」するといきなり、ドスン!と音が鳴るぐらいすごい勢いで土下座をした。


「このたびの件につきましては!!!全て私の不徳の致すところでございます!!!!!」
(今までのしおらしさとは別人レベルに低く野太い声)



\・・・・・・ぷっははははははははは/

一気に楽屋が笑顔に包まれる。「どこで覚えたのそれ〜」「どーせまた客が面白がって教えたんだろー」「フライデーナイト?(すごいあだ名で呼ばれている客)」「もおいいよ〜テレサエドゥアルダもヨシヨシと頭を撫でる。5人に温かく囲まれ、許してもらえたテレサ。良かった…みんないい人そうだ。ストリッパーたちの絆が、辛い日々の心の拠り所になっているんだろう。

「よし!出前とろー出前!」「いいねー!」みんなで空気を切り替える。
「そば屋〜〜テレサ!何頼む?」いつもテレサを気にかけてくれるのはエドゥアルダだ。


◆ちなみにこの出前シーンは毎公演テレサエドゥアルダのアドリブ炸裂◆
「かけそば…」「なんか具ぅ乗せろよ!」
「うなぎ…」「どんだけ高いもの頼むんだよ!もっとしおらしくしろよ!」
きつねうどん…」「珍しくまともな注文したね」
「串カツ…」「出前だって言ってんだろ!」
「白子ポン酢…」「居酒屋メニューじゃねぇか!」←千秋楽
(ごくごく一部・レポからも抜粋)

桑原裕子さん(エドゥアルダ)のツッコミが冴え渡る…!



出前を待っている間、テレサがふと鼻歌で『港(吉幾三)』を奏で出す。
先程みれん横丁でコージが歌っていた歌だ。綺麗なハミングにつられ、近くに寄ってくるストリッパーたち。
エドゥ「いいメロディだね」
テレサ「あは、知ってますか?」
エドゥ「曲名は知らないけど…多分それ、演歌ってやつだよ」
テレサ「エンカ…?」
マリ姐「ええんか?」
エドゥ「ええのんか〜〜〜?」
自分の胸を揉む仕草をしながらキャハハと笑い合うストリッパーたち。下ネタがはびこってるのに、この楽屋はなんだかかわいらしい。




そしてセット転換。
場面はまたみれん横丁へ・・・

「♬アイラビュ〜OK〜暇〜〜すぎるぜ〜ぃ」矢沢永吉『アイ・ラブ・ユー、OK』の替え歌)
ギターを肩から下げ、階段の上に座り込み1人時間をつぶしているオキナワ。あれから数日経っているようだ。少しすると人殺しのおっちゃんがやってきた。

「おーオキナワ〜、コージはどうした?」
「放火魔に誘われてお仕事だと!」(ふて腐れ顔)
「お前も働けよ」
「まだ250円もあんのに?」(ドヤ顔)
「どうしたそんな大金…!!」
「俺とコージがデビューすれば、この何百倍も稼げるんだぜ〜!」
「だけどあれからまともに歌えてねぇじゃねぇか」
「…めぐせぇんだと」
「めぐせぇ?」
「恥ずかしいんだってさ。呆れるよ!」
溜め息混じりにぼやくオキナワ。どうやらヤクザの一件以来、まともに歌えていないらしい。


おっちゃんは静かに語りかける。


「オキナワ…俺はこの横丁でそんな奴いっぱい見てきたぞ…自分に自信が持てなくてよぉ…なんか、生きてるだけで恥ずかしいんだよな。なぁ、オキナワ。お前がアイツ幸せにしてやれよ……」


オキナワは神妙な面持ちになり、考えふけるように黙ってしまう。


すると階段の上の道からガヤガヤと横丁民数名がやってきた。土方仕事に勤しんでいるようだ。みんな泥にまみれた作業服とヘルメット、首からは汗の染みたタオルを下げている。その中にコージの姿もあった。片手をピンと伸ばして手を振り、手招きする。
「お〜〜い!オキナワ〜〜〜こっちサ来いっ」
「や〜だよ〜っと」(ギターに合わせ)
「なんね!お前も労働者の芳しきにおいを堪能しろ〜〜♪」
ガニ股でパワーみなぎるポーズをとる。汗水垂らして働く喜びに目覚めたようで、泥まみれのコージは心底楽しそうだ。すっかりこの横丁に馴染んでいる。
歌手になるため何かをしているわけではないが、日々充実はしてるらしい。


「(クンクンクン…)この汗と泥と埃のにおいこそが、この横丁の誇り高きにおいだべさ〜」
\おおおよく言ったぞコージ!その通りだ!/と盛り上がる労働者一同。一斉に『みれん横丁のテーマ』を合唱し始める。だがコージは加われない。
「どうしたんだよ?お前も歌えよ。♬土方仕事で…
すると途端に輪から外れてしまうコージ。
「なんだよ…プロの歌手目指してる奴はこんなとこで歌いたくないってか?!」
「そ、そうゆうわけでねぇけど…」

コージがどもっていると、下の方からオキナワが助け船を出した。
「あーー悪ィ悪ィ!めぐせぇんだとよ」
歌詞を知らないからじゃなくて恥ずかしかったのかい。それにしても…コージの立場が悪くなりそうになると先立って謝ってくれるオキナワは本当に面倒見がいい。コージは気づいてないんだけど。



すると上手側からギターを肩から下げた1人の男がふらっと現れた。

「大野の旦那だーーーーー!!!!!」

1人が叫ぶと、横丁民が興奮気味にどこからともなく飛び出してくる。労働組もバタバタと階段を下りていったが、オキナワは逆にコージのいるところまで階段を上がってきた。おっちゃんも同じ場所にいる。
コージはその場でポカンとしながら見下ろして様子を窺っている。


「旦那ぁ〜何か歌ってくれよ〜」
「たまたま通りかかっただけだよ」(ポーカーフェイス)
「堅いこと言うなよ旦那ぁ〜」
おーーまーーえーーらーーー!大野の旦那はこれで商売やってんだ。タダで歌ってもらおうってのは失礼だろう!」陛下の一言に納得する一同。

「で、旦那はいくらでやってるんだっけ?」
「3曲1000円」
「よぉし!俺が300円出すー!あとはカンパしろ!」
陛下の元にわらわらと小銭を持ち寄る一同。「え…こんなに…?ありがとう」と小声でコソコソやっている。金額が達したらしい。自信満々に陛下は言った。
「よぅし!316円!」
「足りねぇじゃねぇか…!」
(この横丁に於ての陛下の圧倒的経済力を見た)


「飯代は残しとかないとな!明日も重い荷物担がなきゃなんねぇからよ~」
「そうだよなー歌なんか聴いてる場合じゃないよなー」
話にならん、とそのまま通り過ぎようとする「流しの大野」に放火魔さんはすがるように言った。

「でもよぉ!飯食って荷引いてるだけじゃ、牛や馬と変わらねぇ・・・昼間の俺らは動物だ。畜生だ。でもこうやって日が暮れて、歌を聴きながら一杯やってるときにやっと、人間に戻れるんだ・・・牛や馬は歌聴かねぇからな!なぁ旦那、俺らを人間にしてくれよ・・・」


「・・・五木ひろしでいいか」
この切なる願いに揺り動かされた大野は、ゆっくりと流れるような声で『暖簾(五木ひろし)』を弾き語りする。大野を取り囲んで地べたに座る横丁民は、時々涙を拭きながら聴き入っている。
最初はヘルメットをお腹に抱えポカンと聴いていたコージだったが、歌が進むにつれ興奮したように口元を手で隠したり頭を掻いたり、そわそわし始めた。空気と一体化するように歌が終わると、皆歯を食いしばりながらおいおい泣いている。


「オキナワァ・・・あの人・・・変わってるなぁ」
大野をぼんやりと見つめたまま話すコージ。
「あ〜確かに、顔と眼鏡と髪形のバランスが絶妙だよなぁ〜」(大野を演じてるのは六角精児さん 笑)
「まだ挨拶もしてねぇのに・・・おらのために歌ってくれるなんて変わってるべ・・・」
「はぁ?お前のため?」



コージたちの下の方で聴いていた内の1人が声を上げる。
「旦那ァーーーー俺…俺嬉しいよぉ…」

\うん…っうん…っ(泣)/←噛み締めるように

「旦那がぁぁ俺のために歌ってくれるなんてよぉぉぉ」

\はああああああ?!!/

「今のはお前じゃなく俺のために歌ったんだろ?!」
「いいや!お・れ・の・た・め・だけに歌ってくださったんだ!」
聴いた誰もがそう思い込んでしまうぐらい、心に響く歌だったらしい。自己主張が強い集団なので、「俺のため」論争で一悶着起きる。

自己主張の少ないコージも、もどかしそうに手を挙げたりその場で静かに地団駄を踏んだり、地味に加わっている。とうとう論争の矛先が大野自身に向いてしまい、もう押し合いへし合いのしっちゃかめっちゃ状態だ。おもしろがってか、オキナワも階段を駆け下りその中に加わる。「勘弁してくれよー!」大野は横丁を逃げるように後にした。


「なんだよみんなして。しがない流しを有難がってよォ」
「だども…いい歌だったなぁ…」
「なぁ!飲み行かねぇか?たまにはパァーーッとよ!」
高いところに立ち尽くしているコージを誘う。
「じぇんこ(お金)がねぇ…」
「あるよー!」
ドヤ顔で革財布を掲げる。どさくさに紛れてスっていたのだ。
「お前ーーー!!俺の財布盗ったろーーー!!!」
下手側より大野が戻ってきた。
「やべ」
だが大野は、オキナワの近くにいた別の男を追いかけて行く。
「お、俺じゃねぇよ〜〜〜〜〜い」
「待てーーーーー!!!」
かわいそうに。彼の名は「スリくん」今回は濡れ衣だけど、日頃の行いってこういうことなんだろうな…難を逃れたオキナワは、いつもの悪戯笑顔でコージの元までやってきた。


「たまには景気いい店行こうぜ〜!」


「じゃ、お言葉に甘えて♡」
人殺しのおっちゃんの一言をキッカケに、照明がぐっと落ちて暗くなる。そして真っ直ぐ繋がっていたセットが真っ二つになり、
下手【←おっちゃん】と【オキナワ&コージ→】上手
のように橋分かれの形になる。だんだん離れ離れになり届かない手を伸ばすおっちゃんと、にこにこ穏やかに手を振る薄情なオキナワ&コージ。




場面は再びストリップ劇場。
また一段とディープな雰囲気がムンムンだ。今度は短いランウェイのようなステージを囲み、タンバリンやマラカスを持った男たちがイスに腰掛けながら盛り上がっているが、中にはふつうのサラリーマンであろうスーツの男もいたところに、この空間の闇を感じる。
これから行われようとしてるのは、売春行為。踊り子たちの競りだ。

オキナワに連れられたコージは、もちろんそんなこと知る由もなく、オキナワに促されるがまま手前のイスにちょこんと座る。(オキナワはその後ろで立っている)
「おーい早く出せよ!」客の野次が司会の小屋主に向けられた。「はいはい、アンダースタンドでございます~!」(マイブーム?)
愛想を振り撒きながら、下品だけど巧い紹介を始める小屋主。(股間にマラカスを当てて「ブラブラブラブラじ~る汁」とか)


ムーディーな音楽と共にステージ裏とステージを区切るカーテンが開き、まず登場したのはエドゥアルダ。思いきりガニ股で凶暴な野良犬のように客にガンを飛ばしながら現れた。
「笑顔笑顔!」小屋主から小声で注意され、わざとらしくへにゃあ~と笑って見せる。サンパウロ出身、日系三世のエドゥアルダですッ」声も作って可愛らしくポーズを決めた。近くの客に脚を触られそうになるのを見ると、コージは嫌悪感丸出しでその客の手を払い除けた。驚く客に、後ろのオキナワが代わりに謝る。エドゥアルダもまたすぐ元のしかめっ面に戻った。

「それでは60分、5千円から!」小屋主のコールにより、男たちの競りが始まる。

金額が飛び交う中、エドゥアルダは腰振りをして客を煽る。結局、野球帽の男に買われて部屋へ入っていった。気の弱そうな男に見えたが、ステージのカーテンが閉まる直前、前を歩いていたエドゥアルダの背中を乱暴に蹴った。このとき感じたイヤな予感は後々的中する…。


「それでは次参りましょう!チェルノブイリからやって来た…」この説明だけで大いに沸き立つ客たち。「おめめ青けりゃ乳首も青い!テレサちゃーん、いらっしゃ~い!」(新婚さん〜のフリで)
恐らくテレサがこのストリップ劇場でナンバーワンなのだろう。客のテンションの上がり方が分かりやすい。


「オキナワ…見損なったぞ…」
両手でズボンの太もも部分をギュッと握っているコージ。事の真相が分かってからはステージの方向を一切見れていない。
「なにが?」
「なにって…おかしいべこんなの……」
「職業に貴銭なし、っていうだろ?これも立派な職業だ。いいから黙って座っとけ」


カーテンが開くと、顔の沈んだテレサは何も言わず楽屋に戻ろうとしてしまう。しかしすぐさま小屋主に連れ戻され「60分、1万円から!」とそのまま段取りを続けられた。テレサ人気はやはり凄まじく、男たちは白熱した勝負を見せている。


「おら、けーるわ」
「あ、おい待てよ!」
コージは憤りながらそのまま劇場の出口に向かった。
金額が1万5000円まで上がり、いよいよ落とすか…というタイミング。


「1万5千……800円!!!!」

助平(恐らくスケベエ)という男が、持っていたタンバリンを頭から首まで被りながら声高々に言い放った。小屋主は呆気にとられその場に転げる。(何故)


コージは後ろを付いてくるオキナワに文句を言おうと振り返ったこの瞬間、テレサがステージに立っていることを初めて認識した。まさかの再会に固まるコージ。「上がるか?上がるか?上がらない……それでは!こちらのお客様お買い上げ~~…」小屋主がベルを鳴らし始めたとき、出口の前に立っていたコージが咄嗟に大声を上げた。


「1万6000円!!!!!」


え?誰もがコージの方を見る。「おらが…っ1万6000円払うべ…!」ずんずんステージに近づいていく。「おいコージ止めとけって!」オキナワの声は完全シカト。
「あれ…?こないだの…」
テレサもそこでやっとコージの存在を認識して笑顔になる。「何だよ、もう決まりかけてたとこだろ?!」助平はおもしろくない。「すみませ~ん…それでは!こちらのお客様に~…」小屋主がコージにベルを鳴らそうとした瞬間、「1万7000円!!!」助平は言った。こうなったら男と男の意地の戦いだ。
他の客から「そんだけ払ったらヘルス行けるぞ~」と言われても止めない2人。助平に至っては、隣に座っていた客に「兄ちゃん、俺5000円ぐらいなら貸すぜ?」とまで言われている。

だが2人が違うのは、助平は現実的に考えて50円単位でチマチマと値段を上げていくのに対し(せこい)、コージは一文無しのくせにテレサを守りたい一心で戦っているので値段の飛躍が大胆だ。後先など考えてない。

「お客さん、ほんとにお金持ってるんでしょうね?!」とうとう小屋主にも疑われてしまう。「そんなに、持ってねぇよなぁ?」オキナワにもなだめられるが、コージの目つきは戦闘モードだ。「…お客さん、お連れして!」小屋主が劇場のガードマン(ガラが悪そう)に指示を飛ばし、コージは追い出されそうになる。そのときだった。


「私、貸します!!!!!!」


ステージ上から手を上げ名乗り出るテレサ
え?誰もがテレサの方を見る。予想外の展開にしばし思考停止する一同。
「私、この人に、お金、貸します」
至って真面目に、コージに両手を向ける。「おいお前そりゃないぞ?!」小屋主も動揺している。コージはテレサの言葉をゆっくりと咀嚼し、五本指を前に突き出して叫んだ。

「5万!!!!!!!!」


「・・・え~~~?!おかしいでしょ~~~~??!これで俺が\6万!/って言ってもなんか違うじゃ~~ん?!心が完全にそっち向いてちゃってるの分かってるのに俺……馬鹿みたいじゃ~~~~~~ん、、、」ごもっともな嘆きをする助平。

「ああーーいいよいいよ!こうなったら嫌がらせで抱いてやるよ!1万5800円。これでいいだろ?!」
最初に競り落としたはずだった金額分をステージ上にバンと置いて言う助平。

「しかしですねお客様……」
「だってあいつ金持ってないんでしょ?!」
「……そ、それでは改めまして、こちらのお客様に決定~~!」カランカランカラン。取引成立のベルが鳴る。助平に肩を抱かれたテレサは、コージのことを振り返りながらもカーテンの向こうに連れられていく。


為す術がなくもどかしそうに無言で頭を掻きむしるコージ・・・と次の瞬間、周りが気づかないぐらい自然な身のこなしでステージを上り、カーテンの向こうに勝手に入って行ってしまった。
「なになになになにぃ〜」迷惑そうな顔をする助平の腕を掴み、強制的に連れて来てしまう。


「堪忍してけろ!!」
「別に怒ってるわけじゃないから!」
歌で、堪忍してけろ!!おらが5万円分歌うべ…!」
やりたい放題のコージは、とうとうガードマンに連行されそうになった。
しかし「いーよいーよ!!」と助平が引き止める。

「俺、聴いてみたいもん。5万円分の・・・う〜~〜たァ~~~~~~〜〜??なぁ青年!
ギロリと目つきが変わるコージ。ガードマンたちの手を払い退ける。



「オキナワ・・・!『北国の春(千昌夫)』!」
(オキナワはどこに行くにもギターを肩から下げている。ギターを弾けと。)
「〜〜っ…知らねぇからな!」
またヤクザのときのように上手く歌えなくても…という意味だろう。そう言いつつもギターを構えた。
「へば・・・」


白樺ーーー青空…南風〜こぶし咲く、あの丘北国の〜ああ北国の春〜〜ーー……」
だんだんと空気をコージのものにしていく。いけるか!
しかし、結局また歌えなかった…。
途中まで順調に歌っていたが、やはり歌い切る前に喉が詰まったように歌唱を停止してしまったのだ。


「つまみ出せ!」小家主の指示の下、ガードマン2人がかりで連行されそうになると、「離せ離せ!」とジタバタ暴れ出す。言うことを聞かないコージ、とうとう一発グーで殴られた。これをキッカケにその場は大乱闘。誰が敵か味方かも判断つかないほどごった返してハチャメチャだ。


コージは、ステージ上でオロオロしているテレサ一直線に走って行く。もちろんガードマンに制止されるが、腕に噛みついて反撃!
ステージ裏で出番を待っていたであろうアイリーンと橋本さんもこの騒ぎを見かねて出てきた。切羽詰まったように手招きをする。テレサテレサ!あんた(コージ)もこっち!!」乱闘勢をすり抜けてステージ裏へ向かう2人。その直前、助平に出くわした。コージは突然胸ぐらを掴み、耳元に顔を近づける。


「あのふーーーるさとへーー帰ろかなーーーーーかーーーえろーーかなーーーーーーー」


先程歌えなかった北国の春(吉幾三)』のサビを、助平の鼓膜が破れそうなほど超大音量で歌い上げた。

「ううううるせぇぇぇぇぇぇええええええええ!!!!」
耳を押さえながら助平が叫ぶ。
コージとテレサは逃げるようにステージ裏へ走って行った。ウクライナーーー!!ウクライナーーーー!!!」小家主が怒り叫ぶ。大乱闘は客をも巻き込み、収拾がつかないまま北国の春のピアノの音色と共にセットごと奥へフェードアウトしていく・・・



場面はそこからストリッパーたちの楽屋。上手側から流れてきた。
中にいるのはシャオとマリアン姐さんだ。楽屋の中にも外の大乱闘の声が届いている。シャオが様子を見に行こうと扉に手をかけた瞬間、先に外から勢いよく扉が開く。(シャオ、デジャブ)


息を切らしたアイリーン、橋本さん。続いてテレサ、コージ、オキナワが入ってきた。「なんの騒ぎ?!」マリアン姐さんが驚いて問う。

「ゴメンナサイ!ちょっとこの人たち、中にいてもらっていいですか!」テレサが訴えかける。

「………ハンッ」マリアン姐さんは吐き捨て、そっぽを向いてしまった。「ねぇちょっと様子見に行こうよ!」とアイリーン、橋本さん、シャオは楽屋の外へ出て行った。

「外にいるよりは、安全だから。あ…あは…座ってください」羽織るものを着ながら気恥ずかしそうに奥へ促すテレサ
「ハンッ」オキナワはちっちゃく真似をしながらコージの顔を見て吐き捨て、畳の上に座る。やはり怒っている様子。テレサは座布団を1枚持ち出すと、階段の上に丁寧に敷いた。「ココ!座ってください…」立ったままのコージに呼びかけると、オキナワも立ち上がる。
「あは…」照れ笑いながら従うコージ。オキナワはチラチラと畳を見てアピールしているが、誰も座布団を持ってきてくれないので仕方なく黙って座る。度々不憫なオキナワ…。というかテレサにはコージしか見えていない。


「…あっお茶、お茶飲みますか?」
「あっいや…お構いなく…」
初々しい中学生のカップルか?
コージに温かいお茶を入れてくれるテレサ。オキナワにはない。対応が分かりやす過ぎる・・・


バンッ 突然乱暴に楽屋のドアが開いた。
「あの変態野球帽が!!!」見るとそこには大怪我をしているエドゥアルダ。頭からは血が出ている。「お疲れ様ーー」マリアン姐さんが労い、テレサは急いで救急箱を取り出し手当てを始めた。


「おっオキナワァ…!あの人怪我してるべ?!」
「あー…でも救急車呼ぶっつっても出来ねぇからな…」
「なして?!」
不法滞在者だからな。捕まっちゃうんだよ」


「いーの!いーの!よくあることだから。客も分かってんだよ。アタシたちがVISA切れてて、警察にも相談できないってこと」
まるで平気なような顔で、マリアン姐さんが口を挟む。


「だども……分かんねぇよ…」
「だからーー違法なの!本当はここにいたらいけないってこと!」
「なら…おらたちと一緒だな」
「バァカ!俺らは合法だよ」

「どこにいても…いちゃいけない場所な気がしてるべ…」
コージの声が沈む。

「……言ってることが分かんねぇよ」
「分かります」
途中から静かに会話を聞いていたテレサが真剣な声で言った。


エドゥアルダの救急措置を終え、フッと微笑みながらコージの隣へ行く。
代わりにマリアン姐さんがエドゥアルダに近寄った。(ここのブラジルコンビ。アドリブで唾つけときゃ治るよ!うっわ汚ねぇぇ!等小さい声でじゃれ合ってる)


「えーーと……あのふ〜るさとが〜かえるっかな〜〜か〜える〜〜〜〜、かな〜」
コブシを効かせたコミカルな声(でも美声)で北国の春を軽く歌ってみせる。

「へ…っ知ってたの??」
「ううん〜さっき初めて聴いた」
「じょんずだよ〜!ちょっと、違うけど…」
ちょっと、と指でジェスチャーしながら教える。
「どこが?」
「ふるさとが、じゃなくて、ふるさとへ、が正解」
納得したテレサ
「ふるさと、ってどういう意味?」
「あぁ〜〜…ふるさとかぁ…なんて訳したら…ううーーん……分かんねぇなぁ〜〜」
「あはは、いいよぉ」
再びコブシを効かせて歌ってみせる。


「ヤメテ!!!!!」
やり取りを黙って聞いていたエドゥアルダが遮った。

「その歌ヤメテ!!!!」和んでいた空気がピンと張りつめる。
「ゴメンナサイ…ちょっとうるさかったですか…?」
「ふるさとはねぇ…!帰りたくても帰れない場所、って意味なんだよ。アンタでいうウクライナ
エドゥアルダの背中を擦りながらマリアン姐さんが答えた。

「え…いや、この歌は…」
コージは弁解しようとする。


「アンタもさぁ!!中途半端に優しくしないでもらえるかな?!こっちはそんな心、とっくに捨てて戦ってんだよ!!!」

マリアン姐さんに面と向かって言われ、俯いて口籠ってしまう。

そのまま照明が少し落ち、テレサ・マリアン姐さん・エドゥアルダを乗せた楽屋は上手の方に流れていく。立ったまま静かにコージを見つめ流れていくテレサの表情が切ない。外に出たコージとオキナワ。コージは先程の言葉が大分響いたのか、下を向いて落ち込んでいる。


「お前があそこで歌えてたら、ちゃんと伝わったよ・・・」
オキナワは悔しそうに言うと、押し黙るコージを置いて先を歩いて行った。





場面は変わり、下手側からスナックのセットが流れてきた。スナックのママ・男性客が2人(その後も幾度も登場するお馴染のメンツ)。
コージは酒が乱雑に置かれたテーブルに突っ伏している。
照明が明るくなり、顔を起こすとヘラヘラご機嫌そうに酔っぱらっている様子。ストリップ劇場を出た後、2人で向かったことが見てとれる。ヤケ酒だろう。ジャーーッとトイレの水を流す音の後、上着が脱げかけた状態のオキナワが下手側からやって来た。2人共見事にベロベロに出来上がっている。


「しょもしょも(そもそも)、しょもしょもねぇーーーーなんで歌えないのにすぐ、歌おうとするのぉ?おまいは、なにがしたいのぉ?」
千鳥足でコージを指差す。

「だからァ〜、おらァ〜歌〜手になりたいんだべ〜〜」

「なれないよーーーん。そのままじゃよーーーーん」志村けん風)


カウンターにいる男性客の1人は「ズルイ奴ばっかり儲かる時代で儲かんない俺は正直に商売やってる証拠なんだよぉぉ!」と嘆いている。

「こんちー!景気悪いねー」階段を下りて入店してきた1人の男・ギターを肩から下げた流しの大野だ。「大野さん!」ママや客が歓迎する。すぐに新たな男性客も小走りで入店してきた。「大野さんが入ってくの見えたから」「おっ嬉しいこと言ってくれるね~」どうやら大野は人気者らしい。「歌なんて聴きたかねぇやい!」先程嘆いていた1人の客は酔っぱらって言っていたが、大野は他の客のリクエストに答えギターを構えた。

♬『いっぽんどっこの唄(水前寺清子)』

最初は我関せずでオキナワと乾杯しながらチマチマ酒を飲んでいたコージだったが、大野の歌が耳に届き、自然と手が止まる。自分の後ろで歌っていた大野に向き直り、真剣に聴き始めた。嘆いていた客も胸に響いた様子で泣いている。

やがて、空気に溶け込むように歌が終わった。


「まただぁぁぁ!!!」口元に手を当てながら興奮気味に立ち上がるコージ。「なして、おらが歌ってほしい歌が分かるんですか…!」今度は大野の目の前まで出て行く。


「おら…弟子に!弟子になりますぅーーーー」
ふにゃふにゃと土下座した。

「弟子にしてください、は言われたことあるけど…弟子になります、ってのは初めて言われたなぁ……」

「あ~悪ィ悪ィ!こいつ酔っぱらってるんだよ」
同じく酔っぱらってるオキナワになだめられる。


「弟子になります~ししょ~~~」
「悪いけど、弟子とってないから」
「大野さん!弟子にしてやんなよ~後取りだよ。このままじゃカラオケに食われちまうよ~?」
カラオケが参入しブームが巻き起こっている時代、客の1人が流しの大野に投げかけた。
「ったく…冗談じゃねぇってんだ…」

「そ~ですよ~ししょ~」
緩んだ顔で大野の体をツンツンと指で突っつく。


「師匠ではない!」
「ししょーです!」
ムッとした顔になり地面をダンッと踏む。


「師匠ではない!!」
「ししょーです!!」
「ではない!ではない!ではない!」
「ししょーです!ししょーです!ししょーです!」
「ではない!ではない!ではなーーい!!」
「ししょーだって言ってるべーー!!!!!」

べーー!!!!!の部分でなんと大野の頬をグーで殴ってしまった。大野は地べたに転げ、頬を触りながら唖然としている。
「な、なにすんだよぉ…?!」
やらかした!ハッとした顔になり、仕出かしたことを自覚して酔いが冷めるコージ。


「わ、わ、わ、おら…っすいませんっえぇっと、おら、違くて、おら青森から出てきてっ……歌手に……っ…ん?じゃなくて、ばっ…ばっちゃんを……あれ……?」
大野に限界まで顔を近づけて必死に弁解しようとするが、あたふたし過ぎて関係ないことまで口走ってしまう。

「な、なんなんだよお前……??!」
端から見ても相当おかしな男だ。大野はちょっと怖がっている。(引いてる?)

「コージ、落ち着けよ?」
見かねたオキナワがコージに近づく。
「ゥアーーーーアーーーーーー」
「うおおおおおおおおお?!(どしたどした)」
「アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
叫びながら立ち上がり、店の奥の方へ走り去ってしまうコージ。

心底驚く一同に、"まぁ落ち着きましょう"というように両方の手のひらを開いてステイポーズをとるオキナワ。すると奥の方からァァァアーーーーーーーーーー」と叫びながら走って戻ってきた。



「風の音が 胸をゆする 泣けとばかりに……」

不意に爆発したように歌い出したのは津軽海峡冬景色(石川さゆり)』だ。


「ああぁぁぁぁ………………」消え入りそうな声でしゃがむと、地べたに座ったままの大野の胸ぐらをすがるように掴む。ここの不安定なビブラートを効かせたファルセットが切なく、美しい。

津軽海峡冬景ーーー色………………」


空気を変える歌を歌い切り、両手で大野の胸ぐらを掴んだまま黙って頭を垂れる。あっけにとられ静まり返る店内。
「コージ…お前…」目を丸くして近づくオキナワ。

「なにがあってももういいの」
息を吹き返したように今度は天城越え(石川さゆり)』を歌おうとする。ビクッとなったオキナワだったが、すかさず無理矢理腕を引っ張り、コージを大野から剥がして言った。


「なんで歌えるんだよ?!」
「別に怒ることじゃないでしょう!」と客。
「なぁ…教えてくれよ…お前が歌えるときと、歌えないときの違いをよォ…」
「んなこと…分かんねぇよおらにも…」


「言いたいことが上手く言葉に出来なくて…やっと喉から出てきてみたら、歌になっちゃったんじゃないか…?」


大野が解明するように話を始めた。


「あ…あ…そ、それです…」
片手を口に当て、泣きそうになるコージ。ずっと分からなかったこと。悩んでいたことだ。


「生きづらいだろう?そんなんじゃ……」

親身な大野の語りかけに、思わず顔を覆ってしまう。


「給料はないぞ」
既に立ち上がっている大野。背中を向けたままコージに向けて話す。
「…へ?」
「言っとくが、質問されるのは嫌いだ。余計なことは聞くな」
「は、はい!」
「おっと~?」
雲行きが変わったのを察し、顔つきを変えるオキナワ。
「あと…悪いが、俺の言うことは絶対だ」
「は…」
「はい~!承知しましたァ~!」
「お、お前も?」
「俺ら、コンビでやってますから。師匠ォォ…………」
さすが調子のいいオキナワだ。


「よし、ついてこい。俺のショバ案内してやる」
ポーカーフェイスだった大野が、少しにこやかに言った。そのまま店を出る階段を上っていく。
「師匠!」
弟子になれたことを実感したいのか、再び大野に呼び掛けるコージ。振り返った大野は、ニッと笑い、"来い"とジェスチャーする。コージとオキナワは顔を見合わせ、嬉しそうに笑い合った。ママも客たちも一緒になって喜んでいる。大野の後を追い、階段を駆け上がっていく2人。

「ごめん!ツケておいて!」「奢ってやるよー!」「ありがとー!」
そんな会話をし、ここから場面は居酒屋へ移る・・・




下手側に置かれたスナックのセットがそのまま下手に流れていった。
大野・コージ・オキナワは早速流しの仕事をするため、出入口の前で1つのテーブルにターゲットをしぼり、客層や雰囲気を観察しながら"何を歌うのがいいのか"見定めている。ターゲットはオジサン上司と若い男女部下2人の計3人。
●オジサン上司は気弱そうで、後輩たちに気を遣いながら会話が途切れないように頑張って話している。
●男の部下は自己中で完全に上司をナメている感じ。
●女の部下は真面目そうだが、緊張してるのかつまらないのか手を膝に置いて俯いている。

上司男「ここは風呂吹き大根が絶妙なんだよ~…」
部下男「へぇー。俺唐揚げ頼んでいいすか?」
上司男「あぁ…うん…」
部下男「すいませーん!唐揚げにマヨネーズつけてくださーい!」(この台詞は狙ってますか福原さん)
上司男「君も遠慮せず食べなね…」
部下女「あっ私ダイエットしゆうき」
部下男「え?なに"しゆうき"って」
部下女「ダイエット…してますから!」
部下男「あ~訛り?」


「コージ、お前なら何歌う?」大野が問う。
「部下の人がつまんなそうで、上司の人が形無しだなァ」(結構言うこと言うコージ)
「ここは若者でも取っつきやすく、歌謡曲ってとこか?!」
「フ…甘いな」
オキナワの提案を鼻で笑うと、大野は『おふくろさん(森進一)』を弾き語り始めた。



~ここからの演出がおもしろい!~

居酒屋のセットは階段の上の高いところにあるのですが、ここから階段の下は「未来」として扱われるのです!(日付が数日進んでる)
どういうことかと言うと・・・
この流しの場面、階段の下は工事現場になっていて、横丁民(いるのは2人だけ)が土方仕事に勤しんでいます。コージは大野の『おふくろさん(森進一)』歌唱途中に階段を下り、流しでの出来事を「過去」の話として、横丁民に話します。つまりこれから、階段の上の流しの出来事は「現在」ではなく、コージの「回想シーン」と化すわけです!!階段の下の出来事が「現在」ですね。

ここからの軸はコージが回想をするシーンとなりますが、階段の上と下、時間は同時進行していきます。双方演技を中断することはなく、声量と照明の調節でどちらが主軸か観客が判断できるわけなんです!(説明が難しい…)



―――――――――――――――――――――

~階段の下(工事現場)~
「おふくろさんを歌ったのかぁ?」横丁民に驚かれ、コージが階段を下りながら答える。
「師匠が言うには、部下の女の子がまだ卸し立てのスーツを着て訛ってたんです。きっとこの春上京したばかりでねぇかって…」
「で、どうなったんだよ?」
そう訊かれると、秘密をバラす子どものようにニヒヒヒと笑いながら話し出すコージ。
「『私の気持ち分かってくれるのは部長さんしかいません』って………夜の街に消えて行きましたぁ……」←嬉しそう
「……おっ…ほほほほ~~~~」←嬉しそう


~階段の上(居酒屋)~
見つめ合いながら同時に立ち上がる上司と部下の女。部下の男はマヨネーズ付き唐揚げを食べながら驚いている。2人にピンクの照明が当たり、手を取り合いながらテーブルを離れる。部下の男を置いて、寄り添いながら夜の街へ去って行きましたとさ…(めでたし?)

さて、テーブルが変わって・・・
次のターゲットはテニスサークルの大学生集団。「それあたしの青リンゴサワー!」「イッキいきまーす!」「イッキ!イッキ!イッキ!」などと典型的な感じでギャーギャー騒いでいる。そんな中大野は静かにギターを構えた。「誰も聴いてねぇって!やめとけよ~」オキナワは止めたが、大野は歌い出すのであった。

♬『紅い花(ちあきなおみ)』


~階段の下(工事現場)~
コージも一緒に土方仕事をしている。すると上手側の方から、買い物袋を手に持ったテレサと橋本さんが偶然通りかかった。目が合うコージとテレサ。お互い驚きながら、自然と近づき会話を始める。
「外、出歩いて怒られないの?」
「昼間、日本人と一緒なら大丈夫」

橋本さんは少し離れたところから誰も来ないか見張りつつ、コージとテレサを見守っている。野次馬の横丁民もニヤニヤ様子を窺おうとするが、コージはあっち行ってて!というようにジェスチャーだけで追い払った。

テニスサークルでの流しのときの話になる。
「え…!わざと小さい声で歌ったの?」
「うん。小さい声で歌うと、客も聴こうとするんだって。…分かる?(優しい訊き方)」
「う~ん…えへへ」
「あは、分かんないかァ」

2人は平和にフワフワと話していたが、あまり長居は出来ないからか、途中で「テレサちゃん行くよ!」と橋本さんに中断されてしまう。コージもテレサも名残惜しそうだ。テレサが見えなくなりしょんぼりしていると、橋本さんの手を振り払ったのか、コージの元へ小走りで戻ってきた。

「また偶然、会いたいです…ここで」
「うん…うん!」

それだけ会話を交わすと、再び橋本さんに連れ戻され、今度こそ本当に行ってしまった。


~階段の上(居酒屋)~
最初はワイワイ騒いで聴く耳を持たない大学生たちだったが、やがて大野の歌に気づくと静かになり、耳をすませて聴き入り出した。歌が終わると、拍手が巻き起こる。帰り際におひねりをもらい、「おーありがとうありがとう!」と受け取るオキナワ。

次の現場へ・・・(日付は変わる)
「くっせー!」入店した途端、顔を歪めるオキナワ。「今流行りのペット居酒屋だよ」大野が胸を張って答える。ターゲットにしたテーブルには客が3人。それぞれ猫・オウム・ワニを思い思いに愛でまくっている。

ワニを抱く女は、ワニが思いっ切り腕に噛みついていた。 「噛まれてるけど?!」オキナワが驚くと、「そりゃ噛みますよっワニなんですからっ」と逆ギレ。それぞれペット愛が尋常じゃないようだ。「そこの流しの方、1曲歌ってくださらない?」ワニ女が大野にリクエストした。

♬『命くれない(瀬川瑛子)』


~階段の下(工事現場)~
コージたちが仕事をしていると、再び買い物帰りのテレサと橋本さんが通りかかる。今度は"偶然"ではなさそうだ。前回パンツスタイルだったテレサだったが、今日は女性らしいスカートを履いている。モジモジしてるテレサの背中を橋本さんが押して、2人が対面した。コージはテレサの服を差し、何やら褒めている。初々しくてかわいい。そんな中橋本さんは、野次馬の横丁民のことも追い払う。面倒見がいいなぁ。(お節介でもあり、橋本さんの良いところ)

「『命くれない』?」
「そう。"死ぬまで一緒"っていう恋の歌だべ」
「あは、ペットとずっと一緒、って意味ね~」
テレサが嬉しそうに笑う。
「師匠の歌は、客の心にすんなり入り込むんだ…」
天を仰ぐように空を見上げながら、誇らしそうに言ってみせるコージ。
ここのコージの『命くれない』の説明を、是非覚えておいていただきたい。後の場面で効いてくるので。


「帰るよ」橋本さんに手を引かれるテレサ。今度は直前でコージが引き止める。

「あ!次は…偶然は、やだな…」
「あは…私も、同じこと言おうと思ってた…」
「じゃ、また、ここで…」
初めて約束をし、別れる2人。


~階段の上(ペット居酒屋)~
客は皆涙している。大満足されることができ、店を後にする流したち。ここでコージの回想シーンは終わる・・・



"偶然"ではなく、初めて"待ち合わせ"して再会したコージとテレサ。隣り合って会話をしている。橋本さんはチュッパチャップスのようなキャンディーを舐めながら、少し離れたところで2人を傍観している。(しかも怠そうなギャルみたいな立ち方)


「コージは?歌わないの?」
「うーーん…おらの歌は喉まで出かかるけど…そこから滅多に出てきてくれねぇんだ」
「コージの歌は…シャイ、だね」
「えへへへ…おらにも分かんねぇ」
「んふふふ、いいよぉ〜・・・♪あのふ~るさとへ帰ろかな~か~えろ~かな~…」
テレサは不意に北国の春を歌い出した。
「へっ…それ歌ってて、怒られない?」
ストリップ小屋の楽屋での一件があったため、心配そうに問うコージ。
「でも、あれからみんな歌ってるよ」
「そっか……そうなんだぁ…」
しみじみと天を仰ぎ、心底嬉しそうに呟く。


「コージのふるさとはどんなところ?」
歌に絡めて、テレサが訊く。
「うーん…あっ!雪がいっぱい降るよ」
日本語が得意ではないテレサに伝わりやすいようにか、ジェスチャーを交えて話すコージ。
「んふっ」
「なんね?」
「同じだよ。ウクライナも雪いっぱい!」
「あは、すっごく寒いよ」
「同じだよ~」

「ふへっ…でもすごく、良いところ………だったよ……………」

「……………同じ、だよ………」


ふるさとを愛している2人だから通じ合えるのだろう。ここのコージの話し方、表情の変化が絶妙なのだ。空気が一気に締まった。

ガタンゴトン…遠くで電車の音が響く。体を近づけ、静かに見つめ合う。




「うちの実家の山梨も雪降るよーー!寒いよーー!同じだねぇぇぇぇぇぇ!」

なんとこのタイミングでいいムードを華麗にシャットアウトする橋本さん(!)
しかも物凄くよく通る声で・・・


「あ、あと信玄餅が美味しいよ!いつも人肌に温めて持ち歩いてるから…」胸元から取り出した信玄餅をコージに渡す。(拒まず受け取る)
「橋本サン!…帰ろう」
「ハイ」
空気を読まない橋本さんを連れて、その場を後にするテレサ信玄餅を両手で持ったままポツンと立ち尽くすコージだったが、テレサだけまた小走りで戻ってきた。コージの両手をしっかりと握る。
「タ・ベ・ナ・イ・デ…」(口パク)
それだけ言い残し、橋本さんを連れて帰って行った。
「ど、どおすれば……」
1人取り残されたコージ。だんだんと照明が落ちていく。どうするコージ……!


「フンッ」

暗転直前、橋本さんからもらった信玄餅を上手側にぶん投げた!!それもかなりの飛距離!そうきたか!コージのまさかの暴挙と綺麗に吹っ飛ぶ信玄餅がおもしろすぎて、毎回沸く観客。
(ちなみに信玄餅をポイするコージ、無関心そうにノールックで円弧を描くバック投げ・悩んだ挙げ句思いっ切り振りかぶって暴投。等、公演ごとに変わるお楽しみの1つでした)




明転すると、場面はスナックに・・・
大野が流しの仕事をしており、弟子2人も後ろに付いている。客はお馴染みの男性2人とスーツを着た女性1人。そしてちょうど歌い終わったタイミングで、いつも遅れてやってくる客が入ってきた。
「あ~終わっちゃった?」
「タダ聴きしようとすんなよー」
別の客に言われる。
「じゃあ大野さん!俺にも1曲頼むよ」
「あぁー悪いね、こっから弟子が繋ぐから」
大野は、トイレのためその場を去ってしまう。
「おおう…じゃ、じゃあ頼むよ!」

ここでなんと、北野とマネージャーの大橋が入店してきた。お忍びなのか、周りは誰も気づいていない。スーツの女性が座っていたところに同席する。女性は付き人の内の1人だったのだ。(演じていたのは藤田宏樹さん!俺節が初舞台だそうですが、れっきとした男性です!可愛くて全然気が付かなかった〜)


北野一行がいるなど露知らず、コージは初めて師匠から仕事を任されたようで、分かりやすくあたふたしている。オキナワは落ち着かせるために声をかけた。
「おいコージ。落ち着けよ?俺らはただの場繋ぎだ」
「い、今あの人が何聴きたいか予想してるところだべ…」
「じゃあお弟子さん!小林旭で頼むよ!」
「分かった!!!!」
突然大きな声を上げて手を挙げるコージ。
「あの人は多分、小林旭が聴きたいと思ってるべ…」
至って真面目に言う。
「……よぅーし。お前の勘を、信じよう~^^」
オキナワはすっかりコージの扱いが上手くなっていてるようだ。

『北へ』でいいか?じゃあキー確認するぞ!」
「ハーーーーーーーーーーーーーー」(声裏返る)
「高いよ!聖歌隊にでもなるつもりかよ!もっと低く、低く」
「ハァァァァァァァァァァァァァァ」(超低音)
「低いよ~しゃくるなしゃくるな~あのなぁ、小さい声だって聴いてもらえるんだからまずは人前で歌うことに慣れろ」
コージの天然ボケを丁寧にツッコむオキナワ、というよくある構図。ここのギター漫談の可愛さに毎回癒されてました。(たまにアドリブも混ぜてくれる)

~千秋楽ver.~
「ハァァァァァァァァァァァァァァ」(超低音)
「なにそれ初めて聴いたその声ぇ~」
はあかわいい…


そんなこんなで…
♬『北へ(小林旭)』

オキナワのギターに合わせ、歌い出したコージ。今度はつっかえない。自分でも驚いたようで、オキナワとアイコンタクトをとる。生き生きとスムーズに歌が出てきて、客もご機嫌に音に乗っている。途中で感動して泣き出したほどだ。大野はトイレから戻ってきたが、北野の存在に気づくや否や、何も言わず再び店の奥へ戻ってしまった。
コージはというと、いつもの爆発的な破壊力のある歌ではないが、伸びやかな歌声で客を大いに満足させることもできた。何より、初めて途中で止まらずに歌い切れたのだから万々歳だ。オキナワと2人で喜んでいる。


すると1曲黙って聴いていた北野一行が立ち上がる。
「この店の流しってアレ?」
大橋がコージを指差しながらママに訊く。
「あぁいえ…いつもは…」
「帰るわ。店間違えちゃったみたい」
「え…あ、ありがとうございました」
店を出るため階段に足を掛ける。


そこでやっとオキナワが気づいた。
「あれ?!お前、大橋か?」
「呼び捨てにすんなよぅ!」
「ってことは…そこにいるのは北野波平だな?!」
「だから呼び捨てにすんなって!」
大橋の注意も聞かず、オキナワは大橋の前に立つ北野の背中を指差した。コージは驚いて壁に寄り掛かる。
「どうも、北野波平です」
階段の途中でゆっくりと正面を振り返った。すっげぇ本物だ!と沸き立つ店内。
青函トンネルの北の入り口、北海道上磯郡知内町の出身でございます、歌に真心を込めることだけをモットーに~…」
「先生!あれはファンの人じゃありませんよ!アイツ、オキナワです。こないだクビにした…」
お決まりの口上を大橋に中断される。

「…お、おおー!なんだオキナワかぁ」

「なんだよォ、俺たちの顔も忘れたのかよ…ところで、なんでこんなとこにいるんだ?」

「この辺りに耳馴染みのいい流しがいるって聞いたから来てみたらよぅ、のど自慢の若造しかいないから帰るところだよ~」
代わりに大橋が嫌みっぽく答えた。せっかく詰まらずに歌えたのに、厳しい評価だ。

「なんだと?!」
コージを馬鹿にされ、喧嘩腰になるオキナワ。

「大橋~お前は本当に口が悪いなー。すまんな。コイツは口が悪いし臭いしで困ってたんだよ」
どさくさに紛れて大橋への苦情を告白し、改めてこの場を去ろうとする北野一行。



「き、北野先生は…!どう思ったんだべか!!」

コージがやっと声を出し前へ出た。


「おい!コージ!」
「おらの歌、のど自慢だと思ったんだべか!!」


数秒の空白の後、北野がコージの方を向き直る。
「君は今、誰のために歌ったのかな?」

「そっそれはもちろん、あのお客さんのために…」

「ではお客さんのために歌ったとき、君はどこにいたんだね?」

「…?」
困ってオキナワの顔を見るコージ。

「質問の意味が分かんねぇよ……」

「ならば質問を変えよう。君はそのとき、具体的にどう歌ったんだい?」

「…心を込めて」
強い眼差しで、片手を胸に当てる。

「心を込める、よく聞く言葉だねぇ。"名もない港に桃の花は咲けど、旅の町にはやすらぎはないさ"と君は歌った。歌の情景が目に浮かんだよ~。確かに、表現力はあるようだね。だがその情景、歌の景色の中に、君の姿が見えなかった……何故だと思うね?」

「…??」
コージは困惑して黙り込んでしまった。


「君の歌の中には君がいない!以上だ」
しびれを切らせそれだけ言い残すと、再び階段を上っていく北野一行。コージもオキナワも何も言えずにいると、階段を上り切ったところで急に振り返った。


「君の歌はまるで!差出人の書かれていない手紙のようだったよ……!」
「まだ続きますね…っ」
大橋は北野の気まぐれに慣れっこらしい。北野は突然スイッチが入ったように早口で話し出して止まらない。


「誰から送られてきたか分からないようなそんな手紙、俺なら気持ち悪くて開けたかないねぇ…君の歌の差出人はもちろん、君であるべきだ。だったら封筒にはちゃんと、君の名前を書くべきだろう。だが君の歌には、君の姿が見えなかった。君の歌の情景の中心には、まず君自身が立つべきじゃないのか。

客のために歌う?何様のつもりだ!

歌の中で嵐が吹き荒れるなら、ずぶ濡れになるべきは君だ。歌で大地が引き裂かれたら、奈落の底に落ちるべきは君だ。歌で誰かが死ぬのなら、客を殺すな!君が死ね!」


「で、でもよ……そんな、"自分自分"で歌ってたら…客の気持ちはどうなるんだよ?」
オキナワがやっとの思いで言葉を発する。コージはずっと俯くことしかできない。


「他人(ひと)のために歌いすぎなんだよ。流しの悪い癖だ。自分のない歌など他人(ひと)のためになるものか。客は歌い手の中に自分を見るんだよ。歌い手の背景に自分を感じるんだ。だが客は、そんな歌い手の屍を見て、自分のことのように涙を流すだろう……歌は自分自身でなければならない!今歌ってる歌が否定されたら君の全てを否定される、そんな歌を歌いたまえーーーー!!!!…………あぁちょっと喋りすぎたな」



その場にいた全員が、北野の言葉に圧倒された。

「先生…帰りましょう」
「いや、場を白けさせたお詫びに1曲歌わせてもらおう…。♪ち~らし~寿司~…」永谷園CM 『すし太郎(北島三郎)』)(曲チョイス)

「先生!逆に変な空気になっちゃいますけど!」
「おお、そうか?んじゃ、帰ろう」

言いたいことを言い終え、再び階段を上っていく北野一行。中段までいったところで、振り返る。
「北野、波平でした」
律儀に一礼をし、店を去って行った。


「俺本物初めて見たぞ!」
北野一行が見えなくなると、興奮して大いにざわつく店内。店の奥から大野も戻ってきた。
「流しの悪い癖とは…言いやがるねぇ…」



結局一言も言い返せなかったコージ。ひどく落ち込み、1人店を出ようとする。
「コージ!」
オキナワが呼び止めた。
「俺は…お前が自分のために歌ってるとこ…ちゃんと見たことあるからな…」
コージは振り返らない。悔しそうに歩き出した・・・





そのまま暗転し、とある男性アイドルグループの楽曲が流れる。(2幕で登場する『プラネット・ギャラクティカのデビュー曲)明転すると、そこはストリップ小屋の楽屋。さっきの曲は、楽屋のラジオから流れていたらしい。ストリッパーたちが何やら盛り上がっている。

「最近なんだかテレサが明るいねー!」
マリアン姐さんが言うと、ストリッパーたちは口々に説明を始める。
テレサ、買い物のたびにこないだの男と会ってるんだよね~!」
「青森の男なんだって!」
「演歌歌手を目指してるんでしょ?!」
キャーキャー騒ぐストリッパーたちの中、橋本さんが慌てている。

「ちょっとぉ!みんなに話しちゃってるじゃないですかーー?!」

テレサは顔を真っ赤にさせる。どうやらコージとのことは口止めしてたはずが、橋本さんが全部ペラペラと話していたらしい。ただ、マリアン姐さんだけはだんまりを決め込んでいる。テレサたちは、不安げにマリアン姐さんの顔色を伺った。


「隠さなくていいよ、テレサ。アタシは別に『男と会うな』とは言ってないよ」
予想に反する肯定的な意見に、ワァッと盛り上がる楽屋。


「『惚れるな』って言ったんだよ!」
すぐに水を差され、一瞬で静かになる。

「で、でも…テレサが好きならね…」
アイリーンが庇おうとすると、マリアン姐さんだけが悪者にならないようにだろうか、エドゥアルダがそれを止めた。努めて明るく話し出す。
「まぁ…巡業もあるしねぇ?ワタシたち、ずっとここにいるわけじゃないんだよ。次は熱海の劇場、その次は名古屋、その次は~って……どうするの?そのたびに追っかけさせるの?」

「いいわよねぇー?遠距離恋愛すればねぇ?」
背後からテレサの両肩に手を乗せ、代わりに橋本さんが答えると、マリアン姐さんが強い口調で遮った。

「惚れた女が全国回って体売ってんの許すような男なんて、ロクな男じゃないよ!!!…かといって今の仕事を辞めたら、アンタの家族は食っていけない。どのみち、無理な2人なんだよ」

「マリアン姐さんは!恋をしませんか…?」
また1人「ふんっふんっ」と両足を上げたり体を反ったりしているところに、テレサは真剣に問う。

「しないね!したことないね!」
こちらの顔も見ずに吐き捨てる。俯くテレサに、エドゥアルダは笑いながら話し出した。
「ううん。姐さんもねぇ、いっぱいしたんだよぉ、恋。いっっぱい失敗したからこそ、今こうやって言ってくれてるんだよ」


「なら…っ私も失敗したいです……失敗してから、考えます。家族のことも、お金のことも…ずっと失敗できずに生きてきました…私は、失敗がしたい」
テレサの意思は固い。マリアン姐さんに反抗するテレサを初めて見た。コージのことも、決して遊びじゃないのだ。


余談ですが…
初日開幕前の囲み取材にて、日本語舞台初挑戦であるテレサ役のシャーロットさんが「もちろん大変ですが、(安田さんに)『一緒に失敗しよう』と言っていただいたので安心してチャレンジできます」と語っていたのを思い出さずにいられない。粋なこと言うなぁ安田くん…


ーーーーーーーーーーー



「話をしても無駄だね!勝手にしな!」
マリアン姐さんは簡単には甘い言葉をかけない。
「さぁさぁ!荷物まとめて!熱海には温泉も、海もあるよぅ!」
重たくなっていた楽屋の空気を切り替える。もうストリッパーたちが熱海へ移るまでのタイムリミットはすぐそこまで迫っているようだ・・・
楽屋のセットがそのまま上手側に流れていくと、橋本さんだけコートを羽織りながら降り、舞台上に残る。




場面は変わって、ここはみれん横丁。
コートを羽織った橋本さんが初めてみれん横丁に足を踏み入れる。もうすぐ巡業で東京を出てしまうということを、コージに伝えるためだ。

「おい姉ちゃん、どうしたこんなところまで?」
「あ、あの」
「ああいいよ、言わなくて。……恨んでる奴がいるんだろ?この男(おっちゃん)が1人5万でブスッと殺ってくれるよ」
「毎度あり〜!」
新参者の登場に、早速横丁民が茶々を入れる。
「違います!人を探していて…こちらに海鹿耕治さんはいらっしゃいますか?」
「コージか?コージは友達だからよォ…7万はもらわねぇと殺せねぇなー」(おっちゃん…!)
「いやだから別に殺してほしいわけじゃなくて!」


拉致がつかずにいると、上手側の方から何やら揉めているコージとエドゥアルダがやって来た。
エドゥアルダさん!」
橋本さんが驚いて声をかける。
「あれ?!アンタも来たのぉ?」
同じく、エドゥアルダも驚いた顔をする。
するとコージが橋本さん目掛けて走ってきた。両肩に手を乗せ、切羽詰まったように迫る。
「巡業に行くって本当だべか?!」
「だからァ本当だって何度も言ってるでしょう!信じてないの?!」
怒り顔のエドゥアルダ。どうやら、橋本さんもエドゥアルダも、コージに焚き付けに来てくれたようだ。


事を把握したコージ。
「オキナワ!!どうする?!」
真っ先に、階段に黙って座っているオキナワにバタバタと駆け寄る。
「だから…ただの踊り子じゃないんだって。ヤクザの”商品”なの。俺らがどうこうできる問題じゃねぇんだよ」
「そんなの…やってみなきゃ分かんねぇべ…!」

必死に説得するコージ。すると、離れたところから見物していた”のぞき魔さん”が近づきながら声を発した。

「コージよ、もし上手くいったとして…その女、VISA切れてるんだろ?どうせすぐ捕まるぞ?ヤクザのとこにいるから、やってけてんだ…」

「のぞきまサン…」(完全に平仮名言葉)

「おまけにパスポートも取り上げられてるらしいじゃねぇか。コージ、そりゃ詰んでるぞ?

「のぞきまサン…なんでそんなに詳しく…」

「こっそり覗いてたんだろ」
真顔でオキナワに言われると、コツン☆と頭に手を乗せるのぞき魔さん。


「まっ、どっちにしろ上手くいかねぇってことだな」
コージの答えは"テレサを連れ出す"の一択だが、確かに果たして上手くいくのだろうか…不安な顔をする。するとエドゥアルダに肩をがっちり掴まれた。

「上手くいかなくてもいいんだよ。あの子に失敗させてやりたいの。自分でも薄々ダメだって分かってることでも、飛んび込ませてやりてぇの…ねぇ、一緒に失敗してあげてくれないかな…?

切実な語りかけに、決意したコージ。


「オキナワ・・・(もちろん、協力してくれるべ?)」
「俺は知らねぇからな!」
やはり、コージの説得に耳を貸さない。ふつうに考えたらそらそうだ。コージとテレサの色恋沙汰のために、体を張って(命を懸けて)ヤクザに立ち向かう意味がない。

「だども…っおら1人ではどうにもならんで…」
またへにゃへにゃとオキナワにすがる。コージはオキナワを頼るとき、すぐ二の腕やら太ももやらをペタペタと触る。めちゃくちゃ密着する。顔もキス手前ぐらいまで平気で近づける。今回ばかりはひたすらシカトされ続けたが、コージも負けなかった。


帰ろうとするオキナワの背中越しに叫ぶ。
「オキナワァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

「ああ〜やっぱり出るのなぁ〜声!テレサのことになると〜?!」
言い返しようのない指摘に俯くコージ。めぐせぇんだよな…。
「あ〜あ〜これもデビューのための試練か・・・」独り言のようにぼやくオキナワに「なんの話してるべ!!今そのことは関係ないべしゃ!!」とまた1人でプンスカしてるコージ。(ったく…人の機微が読めない奴だねぇ…)


「おっちゃん、悪いがちょっとみんな集めてくれ。作戦会議だ。こりゃあ〜大勝負だぞ〜!!!
声高々に吠えるオキナワの姿は、コージたちの快進撃の始まりのゴングが鳴ったようでこちらも胸が高鳴る・・・




場面は変わる。
ストリッパーたちが巡業のため東京から熱海に移ることになり、今の小家主から雇い主であるヤクザたちに引き継ぎが行われようとしていた。この日を狙い、みれん横丁のみんなとストリッパーたちは前々から練っていたテレサ救出の作戦実行しようと試みる。テレサはこのことを何も知らされていない。

またマリアン姐さんも知らされてなかった。恐らく作戦を反対されると危惧したため、なかなか言い出せずに当日まできてしまったか、わざと隠してたんだろう。


小屋主を先頭に、集団登校のように1列でヤクザの元へ向かうストリッパーたち。
「それにしても…世話の焼ける一座だったよ。もう二度と来んじゃねーぞ…」
別れのときが近づくと、小屋主がしみじみ語り出す。

「アンタも最低な小屋主だったねーーー」
列の最後尾にいるマリアン姐さんが堂々と漏らす。
「まともな小屋主なんていんのかよ……って今言ったの誰だ?お前か?!お前か?!」
面目が立たない小屋主をよそに、こっそり「腐れチ○ポ野郎!腐れチ○ポ野郎!」と連呼するお茶目(?)なマリアン姐さん。そうこうしていると、ヤクザ3人と鉢合わせた。
「どうも~引き継ぎお疲れ様です~こちら、全員のパスポートです」
小屋主がパスポートの入ったカバンをヤクザに渡す。


さて、ここからテレサ救出作戦の開幕だ。口火を切るのはエドゥアルダ。わざとらしく髪の毛を手でいじりながらヤクザに近づきに行く。

「最近この辺、痴漢が出るらしいのよ〜(嘘)」
「触らせてやれよ」
「ンン〜痴漢のせいでパットロールしてるお巡りさんも多いんよ?私もVISA切れてるし、シャオなんて偽造パスポートだから、見つかったら終わりだよ?」
「何が言いてぇんだよ」
「だから裏道から行きましょ〜っていうだけの話ィ!
怖い顔で急接近しヤクザのボスに持ちかけ、半ば強引に仕掛けるエドゥアルダ。
「やだぁ〜」「怖〜い」と合いの手を挟み援護射撃するストリッパーたち。
「よぅーし、案内しろ」
「ふぁい」
許しを出され第一関門はクリア
「ごめん勝手なことしちゃった!」マリアン姐さんに手を合わせて謝るエドゥアルダ。「はっ?」マリアン姐さんはまだ状況が掴めていない様子。


「こちらでごじゃいましゅーーー。ハイあんよはじょーず♪鬼サンこちら〜」
と言いながら奥へと誘導するエドゥアルダ。(ちゃんと従うヤクザ)


そのままみれん横丁の入口まで連れてくることに成功。
「あれ、ここ前にも来たことあったよな…」
勘の鋭い子分の言うことも何とか誤魔化すと、高いところから拡声器を持ったオキナワが登場した。

「反対だー!反対だー!何もかも、反対だー!世の中腐ってるぞー!!」とデモ風の演出をする。横丁民たちも、プレートやら看板やらを持ってデモ風の演出に加担して徐々にヤクザの一味を取り囲んでいく。

子分A「デモ行進ですかね?」
子分B「今午前2時だぞ…」

テレサとストリッパーたちを人混みから抜けさせたのを見計らうと、階段を駆け下り、全速力でテレサの元に向かうコージ。救世主のごとく現れ、テレサの手をとった。やったー!とストリッパーたちも歓喜している。


「コージ?!」
テレサ、行こう」
「待って、どこに行くの…?」
「どこでもいいよ」←かっこいい

「あっ待って!パスポート…」
テレサの一言でやっとパスポートの存在を思い出すみんな。肝心なところが抜けている。


「オキナワーー!!パスポート!」
ジェスチャーしながら、デモ演出中のオキナワに訴えた。オキナワは頷く。

「みんなーーーこの横丁の住民でない者が紛れ込んでいるぞーーーそこにいる方たちもきっと我々の意見に賛同してくださるお方だーーーありがたく、カンパを頂戴しよーーーー」などと適当なことを叫び、それに合わせ\ありがとうございまーーーす/と一斉にヤクザたちに飛びつく横丁民。しかしパスポートの入ったカバンを持っている小屋主は、器用に人混みをくぐり抜けてきた。「ンアーー!」そんな小家主を自分のバッグで殴り、強引に奪い取ったのは・・・マリアン姐さんだった。


「相談してくれればもっといい方法あったよ、もう!」
男前にカバンを差し出す。
パスポートも手にして準備は万端なテレサ。改めてコージが手をとった。客席と舞台を繋ぐ小階段を下っていく。
「行こう!」
しかし、テレサはすぐ手を離してしまう。
「やっぱり行けない…」
「なして…!」
「家族、大事だから…まだまだ働かなきゃ…」
「仕事なら他にもあるから!!」
「コージも!…大事だから。私が我慢するのがコージ、1番大事にできるみたいだから…」
「おらのことはいいから!!!テレサはどうしたいんだべ?!!」
黙ったまま引き返し、ヤクザの元に戻ろうとするテレサ


モタモタしてる内に、ヤクザからも脱走を試みたことがバレてしまった。
「ジャパニーズマフィアはしつこいぞ!その男も必ず駄目になる」「自分の意志で戻って来い!そしたら許してやらぁ」ヤクザや小家主が脅迫めいた説得をしている。テレサは1歩1歩ヤクザへと近づく。コージはその場から動けない。もう少しで取り返しがつかなくなってしまう…。


「コージ!!いいのかよ!!!」(オキナワ!もっと言ってやれ!)
「あーーーー!!!!あああああああああああああ」
「そうだ!!!全部吐き出しちまえ!!!!」



「生まれるーーーーー前かーーらーーーーむーーすばれてーーいーーーーーたーーーーーーそんーーなーー気がーーするーーーー紅ーーの糸ーーーーーーー」

客席へ続く小階段の途中で熱唱する。思っていることが上手く言葉にできなくて、やっと喉から出てきてみたら、命くれないだったのだ。コージは以前、命くれないは死ぬまで一緒という恋の歌」だとテレサに教えている。テレサの足が止まった。


やがてコージの全身全霊を懸けた歌が終わると、それを見守っていた全員が、期待を込めた眼差しをテレサに向けた。どうするテレサ・・・!
「どうした、後もう少しだ」
既にヤクザのすぐ傍まで来ていたテレサだったが、もうこれ以上近づかない。目の前で「アディオス!」のようにこめかみから右手を振り下ろすポーズを決めた。そのまま華麗に身を翻すと、コージの元へ走って引き返す。(東京公演の途中からはプリンセスのようなお辞儀【カーテシーというらしい】に変化していました)


全員が歓喜の声を上げる。互いに強く抱き締め合った。決意の目線を交わし、取り合った手と手。しかし、無情にもあっという間にヤクザたちに剥がされてしまう。それからさらに小家主はテレサに手をあげた。テレサ!!!!」咄嗟に飛びかかるコージ。自分がどれだけ殴られても立ち上がり、テレサを守りに行く。コージだけじゃない。横丁のみんなも、ストリッパーたちも束になり、腕を振り上げ一斉に飛びかかりそうになる。



その瞬間、時が止まった。


そんな止まった時を切り裂くように突然、命くれないのメロディーが流れ出す・・・
コージとテレサと横丁のみんなとストリッパーたちとが総出になって歌い出した。

「あなた!お前!夫婦道〜!」

舞台を目一杯使い、横1列に広がって歌を浴びせながらじりじりと進む。客席も気が付けば否応無しに巻き込まれている感覚。大勢が1つになる圧巻の歌声に、一度たった鳥肌がなかなか引いてくれなかった。冒頭でヤクザに怯えていた人たちが全員、猛獣のような目つきで歌を歌い、そのド迫力でヤクザたちを追い払う。まさに窮鼠猫を噛むの構図だ。その覇気に圧倒させておずおずと後ずさり、次々と舞台上から落ちていくヤクザたち。


歌の盛り上がりと一緒に照明がパァッーーと拓けるのと連動して、大合唱。
全員で前を見据えながら歌う様がすごく美しい。ハモらないことでよりストレートに思いが伝わってくる。コージとテレサはその中心でしっかりと手を繋いでいる。歌が終わると「コージ!テレサ!今の内早く逃げろ!!」オキナワが叫ぶ。強く頷く2人、手を繋いだまま客席の通路を突っ切って駆け抜ける。続いてオキナワも後を追った。「待てーー!!」ヤクザたちも逃がすまいと走り出すと、マリアン姐さんが大きな声で遮った。



「もういいでしょう!!!!テレサの分も、アタシたちが稼ぐからさぁ!!!!」


「チッ…」ヤクザたちは渋々諦め、おずおずと戻ってきた。エドゥアルダの高笑いが響く。「行くぞ!」テレサ以外のストリッパーたちを連れ、再び歩き出した。マリアン姐さんはしばらく立ち尽くし、コージたちが去って行った道を静かに見つめる。



「二人共・・・幸せになんなきゃ、嘘だからね・・・」


それだけ言うと後ろからヤクザのボスに背中を蹴られ、転ぶように前へ進んで行く。ストリッパーたちがはけて行く中、残されたみれん横丁のみんなは精悍に前を見据えた。誇り高き勇者たちの表情を感じながら、第1幕が降りた。



ーーーーーーーーーーーーーーー

ここまで80分。
息をするのも忘れるぐらいのめり込み、「堅苦しさ」を危惧していた自分は消滅していました。とんでもない舞台に出会ってしまった……胸の高鳴りをそのままに、2幕へ続く・・・!

スバラジで語るアメリカ珍道中2017

グラミー賞授賞式で亀と山Pの他にジャニーズで目情があがっていたのが我らが渋谷すばる


去年はヨコ亮ヤスの3人が関ジャムの企画として行っていたので、同じくジャムの企画で駆り出されたか…それともまさかの『すばるとなーみ初めての海外旅行inニューヨーク』と称してニューヨークまでイチャコラにしいく、予算をアホほど間違えるという大掛かりなボケなのか(なーみとビヨンセ対面??)……なんて妄想膨らませてました。


まぁ何にしろとにかくロッテルダム国際映画祭に引き続き、メンバーが居ない中また異国の地で1人でお仕事頑張ってるんだね!ガンバレー!と思っていたら、まさかのプライベートだと!!!!!!(ただ遊びに行ったわけじゃないところがプロ意識万歳)



3週に分けて詳しく教えてくれました。


何故1つの記事にしてしまったのかと思いくらい長いです。長いブログしか書けないのかってくらい長いブログしか書かないわたしですがそれにしても長い、長い、長すぎる…!!!

しかも要点を挙げるんじゃなくほぼ言ったまんま、文脈が変でもそのまんま、鼻をすする音まで文字起こしをしてしまったのでベリーロング文章です。


こんなに語ってくれるとは…
ちょっと心構えをしてくださーい!(笑)




【2/16収録】
【2/18放送】

スバラジ日記:2/18(土)13:55
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ちょっとぉ…収録自体久々ですもんね。実はちょっとあのぉ…私事と言いますか。すぅーー珍しく、このタイミングでしか…ほんとに。一生に1回あるかないかぐらいの、たまたま!ポコッと時間が空いたんすよ。で…これちょっとあんま……んんん言いますわぁ。言わんとこかなと思ったんですけど。


あのぅ……12日ぐらい休みあったんすよ…!


柏田さん(以下敬称略):そんなに?!


はい。こーーの局面でこの12日は、何か絶対したいな、と。休みと言うかなんかこぅ…なんかしたいということで。


柏田:普通ないことですもんね


はい。(食い気味)
思いきってですね。人生初の、一人旅に出てたんです実は。

あのぅ…アメリカーを…アメリカ横断の。


柏田:えっ全くの一人で?


全くの一人です!
関西弁しか喋れないんですけどぉ。
そういうことのために時間とお金を使ってみようと。
有意義なものにするべきだ、と。こんだけ時間いただいて。…ってことでちょっと行ってたんです最近まで。スゥ。(鼻すする)

であのぉ…ほんとタイミングもたまたまですけど、旅の締め括りが、グラミー…!をちょっとそのぅ見せていただけたという、最高の旅の締め括りなんすけど。

まぁ、そのあの目的は、まぁ…英語。


柏田:ははははは(笑)


語学と(笑)あと色んなLIVEとかSHOW観る…の勉強の旅にしたいと、スゥー。いうことで、ま、ちょっと…色々たくさんの方にも協力していただきまして。ズゥー。まぁなかなかあり得ない、スケジュールで。すごい色んなもの見れたんすよ。スゥッ。


柏田:じゃあ結構毎日のようにどっかしらLIVE行ったり?


もうね、はい。結局日本にいるより忙しいんちゃうかなっていうぐらい…全っ然ゆっくり(できなかった)…でも、あの、ほんと得るものは大きくてですね。ズッ。

あのー、でだからあのー最終日にグラミー見せてもらったんすけど、グラミー出てるような人ら…を、それこそアリシヤ・キースとか、ブルーノもそうですけど、結構…あのぅありえへんぐらいちっちゃいクラブで見れたりしたんすよね。

で、あの色々、スーパーボウルってアメフトですよね。


柏田:はいはいはい、今スゴいっすもんねー


スゴいんすよ~。で、2月2日に僕、旅立ったんすけど。最初行った場所が、ヒューストンっていうとこで。テキサス州ですかね。…のスーパーボウル俺全く興味もないし知らんかったんすけど、そのスーパーボウル決勝ですよね。スーパーボウルがヒューストンやったんすよ。で、これもうスーパーボウルウィークエンドともなれば、エライことなるんすよアメリカ中。


柏田:えぇ~すっごい祭りですもんね


スゴいんすよ!!スゥッ。


柏田:あれに出るアーティストがその土地の顔みたいな


そう!
で、ハーフタイムショー、今年はレディー・ガガやったでしょー。もうスゴいんすアメリカ1って言われてるようなもので…それがちょうど被ってたんすよね~

で、俺知らんくて……アフンッ(笑)
行く前とかに…前日とかに、協力してくれたスタッフの人とか一応なんかあったら、助けるよって英語喋れる人とかも。一応あの、日本でいつでも電話できるような感じにしていただいたりしながら…

で、その人はもうアメリカとか詳しいからもう、スーパーボウル大好きで。「もうむっちゃ羨ましいわー」みたいな、言ってて。わぁそうなん…全然その温度感分からへんなぁ…って行ったらもうホテルのフロン…(言いかけてやめた)でねぇ、その1か所目のホテルも、その旅立つ前に言われて、街中スーパーボウルだらけで。スーパーボウルだらけっていったらお祭りのあれしかもう(笑)


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(↑お祭りのあれ)


もうスゴいぞと。ホテルの周りなんにもないとこで。もうホテルの目の前ハイウェイみたいなとこで。なにこれ?お祭り感もクソもないやん、みたいな。スゥッ。

で、あのーすごいファミリー感強いホテルで、あのース…ホ…フロントのとこにでっかく『Super bowl』!って。手作りの、あの誕生日会みたいな。ふわふわ~ってあのー。風船みたいなのぶわぁ~~なってて。あっ(笑)こんな感じぃ?と思って。1か所目そんな感じやったんすけど。

色々行ってて、結局10日間もあってだから…あのーー…今日3本録り?今日から3週に分けて、僕の珍道中を、色々あの噛み砕いていきますけど。


で、だからまず何故ヒューストンに行ったかっつったら、それこそそのブルーノ・マーズのLIVEがヒューストンの、ちっちゃいクラブであるから、そんな距離で見れることないから、あっじゃあそれ是非行きたい、っていうことでまず。そっから始めよっかということで

あのー。ブルーノは2日目ですねだから。ヒューストンの2日目のLIVEやったんすけど。1日目はそのーーおんなじクラブで、ザ・チェインスモーカーズっていうDJみたいな…のLIVE観に行ったりして。


俺ふっつーーにでっかい外人に揉みくちゃにされながら、あの初めてですよ!僕あのーー…LIVE入るお客何千人とか並ぶじゃないっすか。初めてですよ!普通に2時間くらい並んで。

めっちゃ寒かったんすよ!!ほんで!
周りめっちゃでかい外人がもう…うぇーい言って浮かれてて、俺独りで言葉も分かれへんし…コォワァ……(怯)と思いながら、目合わさんとこ…とか。完っ全にほとんど年下やろコイツら、と思いながら。でもでかいしなんかあったら絶対負けるな…と思って


柏田:ハハハハッ「なんかあったら」(笑)


とりあえずなんかこーぉ2時間くらい並んで…
ほんでね、チケットには『9時OPEN』とか書いてあるんすよ。8時ぐらいに一応なんかあっても…(いけないから)早め行っといて、ほいだらもーー2時間ぐらい並んで入れたのは10時ぐらいやったんすよ。

俺大丈夫かな~?と思って…でも周りのお客さんとかなんか別に焦る様子もなく……。で10時ぐらいに入ったら、誰やねんコイツ!みたいな前座のヤツがこぅ……


柏田:はっはっはっはっはっは


なんか…気持ち良さそうにやってて。結局ブルーノ出てきたの11時過ぎぐらいで。12時過ぎぐらいにはもう、「じゃあ!」言うて帰っていくみたいな…


ほんまにね。だからルーズというか……まぁそれは向こうのやり方ですよね。日本人からしたら、ジャニーズなんて特にもう…ピッタリに始めますからね!僕らは。


柏田:さすが。


その感覚でいったらアアア~~って思いつつも。


柏田:電車ある時間ですもんね、普通ね?


そうそうそう。関係ないんでしょうね。
ほいでねー、なんか物凄い変なとこなんすよ場所が!
周り住宅街なんすよ、1本入ったら。

でね、僕その出る前に、タクシーを、なんかあったら拾ってくださいと。で、あのー日本であんまりみんな持ってへんけどその、「海外ではほとんどみんな持ってるタクシーを呼べるアプリがあるから、これ絶対今落としてください」って。俺も知らんかってんけど。(Uber《ウーバー》のことかな)

「カードの情報とか入れといたら、これだけで全部お支払いもできるし、安心なんで」って。アッそれはめっちゃ楽や~と思って。

あのぅ、現在地をアレして、そこにビッって押したら来てくれるみたいなアプリなんすよ。(説明がThe渋谷すばる)


めっちゃ便利やんかーっつって。ありがとー言うて落として、これ持っとこう思て。で、LIVE終わってダァァァっと出てくるじゃないすか、俺もわぁ~~~言うて。ほんであのぅ、"あのアプリやっ"思て、ピッっと押したら全然その~~全く車が居れへん!みたいな。


柏田:はっはっはっはっはっは


で、なんでか言うたら、みんなそれやってるんですね!アゥフッ(笑)だからもうみんなやるから、


柏田:一気に集中してね(笑)


全っ然居れへんくて…どーしよー?!ってなって。で、ちょっととりあえず大通りみたいなとこまで歩かな~タクシー拾うにも。

歩き出したら真っ暗なんすよ!人もめっちゃ減ってきて、俺怖なって…!どーしよー?!?!思て…!車も全然走ってへんすよ!!
ほんで、大通り出たけど、なんかその車も多くないようなとこで、コワァ……ってなってきて…寒いし。お腹も減ってるし。もう初日から俺泣きそうやわぁ…って思いながら。


で、たまたま黄色いのがバッってきたからバッって挙げたら止まってくれて、ホテルのカードキーで「ココ!」言うて…やっと帰れたみたいなことで。


柏田:ほぇ~…よう帰れましたね


いやいやいやなんとか帰れて。
良かったぁーっていう、そんな始まりやったんすよ。


まぁでもなかなかない経験なんで。怖いなぁ…って思いつつも、ちょっと楽しいなぁみたいな思いつつも…全く英語も喋られへんし。


もうねぇ、日本ではそこそこ色んな仕事させてもらってるけど、あのだからLIVE前並んでる時とか、「俺、五大ドームとかこないだ終わったばっかりやねんけど……ここでは俺1番下の人間なんやなぁ~」っていう。


「この客の中でも1番下なんやなぁ俺。言葉ひとつ分かれへんねんなー。なんか喧嘩あっても絶っ対負けるやろうし俺…いっちばん下やここでは、、」みたいな


すごいスタートやなーってことやったんすけど。まぁでもね。こっからこの旅ものっそい楽しなるんで。


流した曲
エルトン・ジョン「Your Song」
TOKIO「リリック」
ザ・クロマニヨンズ「タリホー」



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


2/16収録
2/25放送

(ちなみにこの日の最後に公録3/9発表されました)


スバラジ日記:2/25(土)12:13

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そんなわけで2日間ヒューストンに居ったんですが。唯一ホテルの横にレストランが1個あって、『シーフード』って書いてあるんすけど…レストラン行けるかなぁ俺?!(声張る)って思ってんけど、まぁまぁシーフード…やし~なんか~シュリンプ~?!みたいな。なんかイケるやろぉ~と。

写真的のも載ってるんちゃう?!って。ほんでメニュー出してくれて見たら、もーーーぅ読まれへん…ほとんど。んんん文字だらけや……絵ぇもない…(甘えん坊口調)


本気のメニューのやつ……だからあの…っ(笑)唯一読めたのが『hamburger』!って書いてあったから…ああこれはハンバーガーや、思ったから。シーフードレストランですけど。「すいませーん」っていうか…言うて、「This one~」言うて。「This one please!」メニューこれぇ言うて。


ほいでもうねぇ、メニューの時のこの緊張感は。ハンバーガー1個頼むにも、そのーーファストフード店ではないから、あのぅ焼き加減を聞いてきよるんすよ!!肉の焼き加減を!


ほんで「This one」で終わったと思ってたら、「ナントカナントカ~」ってバァーー言うてくるんすよ。全っ然分かれへんから…で結局なんかあのーなんとか分かったんすよ。なんか、もう、めっちゃ困らして。(かわいい)
ほんで「アッ焼き加減や!」って。分かって


柏田:ニュアンスで分かったんすか?


なんとなく分かったんすよ!
「medium please!(ええ声)」でもう「OK!」言うて


柏田:はっはっはっ


ミディアムでいけましたですねー
「medium please!」言うて~~(2回言う)

それは美味しかったっすねぇ~ええ。
それぐらい…。


で、もう次の日もう朝の早い便でニューヨークに行きますから。ニューヨークではねぇ、3泊…!しましたですね。ニューヨークではえっとミュージカル観ましたねー。ハミルトンっていう…もちろん、あの台詞もぜんっぶ英語ですね~

でね、何言うてるか一切分からないんすよ?でもあのぅ分かりましたね。お芝居で。ストーリーちゃんと観てたら、言うてることはもちろん分かんないんすけど、なんとなくこういう…伝わりますねやっぱり。それはほんまスゴかったですねーハミルトンというのは…


で、あのーまず着いて、ニューヨークに。その日の夜にそのハミルトンいうのを観るということになったんすけど。

着いたのが大体昼過ぎぐらいに着いて、そこの劇場とかもニューヨークあのぅ…のホテルは、よう年明けん時に出てくるでしょう?あれ何て言うんすか?タイムズスクエア?「Happy new yearおめでとう!」とかよう出る…あそこのもう近いんすよホテルは。

世界中の観光客がいるようなところで、スゥッ。あのーーニューヨークはどこ行くにも近いから歩いていけると。ほぼ徒歩圏内ですと、ホテルから。セントラルパークとかも歩いていけるんすよ。


まず昼間着いて、夜行く劇場まで歩いてこれ…行ってみないと。行かなあかんから夜…。まず明るい内にロケハンや!いうことで。


柏田:ロケハン出ましたw


っあのおお(笑)住所だけ"west、ナントカ~"って書いてあるんすよ。何番街のどうのこうの言うて。それを見ながら…。

で分かりやすいんよ。京都のあの碁盤の目みたいにぃ、west…番号書いてあるからここや、思って。でーどっちかなぁ言うて簡単に行けたんすよ。あとは場所分かったからその辺歩いて、あの~~とりあえず腹減ったなと。これもぅ腹減るなよ!と思うんすよもー。(←そんなw)


柏田:アッハッハッハまた行かなあかんから(笑)


ミディアムとか色々問題あるから。腹減ってもうてるわ~…いうことで。これ…どーしよっかなぁ…店なんていっぱいあるんすよ!ニューヨーク。ほんで一応オススメとかもニューヨークはここ、とか色々情報いただいてて。

ほいでなんか意外とそのーあのね、レストランとかそういうんじゃなく、フードスタンド言うてなんか屋台みたいな傘(パラソル)みたいなんで売ってるような…のが意外と美味しかったりするんですよね、って(言われて)。あっ、そういうの食べてみたいなって。そこでしか食われへんようなやつ。それを~~…結構ね、交差点みたいなとこにいっぱいあるんすよ。


柏田:ホットドッグみたいなやつ?


はいはいはい。でも、その中でも、この名前の書いてあるとこがオススメなんで…ってを探すんですけど全然居れへんのっすよ…!そいつが!でめっちゃ寒いし、腹減ってるんすよ。もーどーしよーかなぁ…思て。結局そのぅもうええか。ってなって、結局そのぅあのぅ……




ドーナッツ食べましたね。



柏田:お菓子!!!!ww



ええ。結局そのドーナッツ屋入って、また「フレンチクルーラー Two!」みたいな言うて(笑)あと「ホットコーヒー!」言うて。アフヒヒヒ…ッ


それで…SHOW見たりして…ほんでいっちばんニューヨークで衝撃やったのが、そのだからあの…ちょっとちっちゃいオフ・ブロードウェイっていうのか。

そこでしか見られへんような劇団の、舞台を観たんすけど、スゥー。これがめっちゃ変わってて…!元々昔ホテルやった、5階建てぐらいの建物ですね。…を、その劇団が買い取ってるんすよ。でその5階建ての建物を全部、言うたら…そこの建物中で舞台するんすよ。ほんでね、これ…台詞がないんすよね。



『SLEEP NO MORE』

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これは本っっ気で気になるやつ…………


お芝居、するんすけど音楽が鳴ってるんすよ。ほんで、最初ねなんか、1回入ったらその…フロントみたいになってんすよ。で番号渡されて後で…これ…。

であのぅ結構、暑くなるよって。だから脱いでった方が良いですよ、みたいな。後から考えたらなんか…そっから始まってるんすよ……!!

そこはね、1人スタッフが一緒に居てくれて、2人で行ったんすけど。
あの…まず2階が、barになってんすよ。そこもjazz barみたいな演奏してる人が居て。席通されて「飲み物何にしますかー?」みたいな、シャンパン飲んだりしながら。

…ほな、トランプ渡されるんすよ。
で、『1のハート』(うわ似合いすぎ)って書いてあって。で「1番呼ばれたらあなたたち出番ですからね」って。


柏田:自分が???(笑)


えー?出番ってなに?ってなって、もうねーフロントからそうやねんけど、めっっちゃ暗いんすよ!!怖ァ……思て。でーあのーなんか、ゆっくり飲んでたら、「じゃあ1番持ってる人来てください」みたいなんで。何組かゾロゾロゾロ~って呼ばれて、ほんであのー説明を英語でバーッてされて。僕はその通訳してもらって。


ほんで要は、今から、1人1人仮面渡されるんすよ。白い仮面!(オペラ座の怪人の仮面)

で今仮面つけろと!みんな仮面つけて…仮面つけた瞬間に、「今から一切私語厳禁です」って。喋るな、って。うん。えっ…そうなん?って。

でも俺言葉分かれへんから、1人通訳っていうかやってくれる人に、コソコソ「こういうこと言うてます」って俺の耳元でしてくれてたら、バーンッッ壁ド突かれて。「私語厳禁言うてるやろー!」みたいな「No!No!」みたいな。ンンンンンン…ッ(もごもご)ってなって…。


で、仮面渡されて「じゃあ行きましょう」ってエレベーター乗せられて、もう真っ暗なんすよそこ!上がってんのか下がってんのかも分からへん…コワイコワイコワイッってなって、チーンって開いた瞬間もう始まってんすよ。役者がバーーーって。


柏田:あっもうそこに居るんすか!


要は…1階から5階までの建物を、ずっと役者芝居してるんすけど、役者は決まったお芝居の動きでやりますよね。客は自由に動けんすよ!その建物内!


柏田:ロールプレイングゲームみたいな


そう!人によってストーリーの進め方が全然違うわけですよ!で、絶っ対はぐれるから!絶っ対はぐれるから、何かあった時に2階のbar集合しなさいと。で、もう開始5分くらいでアレ?ってなって…
あのぉ仮面つけてるしぃ会話も集中されてて!スゴーいんすよ!そのシステムが!!!

ほんでもう色んな部屋があって、役者はストーリーがあって、でも声は一切…台詞はないっすよ。お芝居と音楽だけで。


であのーーシェイクスピアの、前マルがやってたお芝居で『マクベス』っていうものを、モチーフにしてる作品だって聞いてたんで。俺マクベスマルの観てるから。あっなんとなく分かるな~と思って。

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で、そういう世界観で進んでいくんすけど。もーその…もう色んな部屋があって、例えば女優さんみたいなんが居て、その人が部屋でこう…鏡台みたいなお化粧みたいなしてて、そこに男の人入ってきて、台詞ないけどなんか…こう…「嫌だ嫌だ」とか、なんか言いよって。


もちろん芝居してるんすよ。でもその部屋に、もちろんベッドもあってソファもあって、疲れたらお客さんソファ座りながらこの…近くでお芝居観たりとか、自由なんすよ!!


柏田:じゃあ自分が幽霊になった感じ?
(しばしばナイスアシストな柏田さん)


そうですそうです!
役者は絶対もちろんこっちのことは知らん…だから仮面つけてて、でもお芝居の動き的に俺座ってたとしたら、「そこのソファ、次動きで行くねんけど」って時絶対出てくるわけじゃないすか。したらもう、上手いことパッってこう…動きながら俺の肩を「ちょっとどいて」みたいな感じで芝居…お客も空気読みながら進めていく、みたいな!

スゲーな!!!こんなん日本にないぞ?!と。

もうめっちゃ楽しなってきて。だから案の定5分で、俺は男のヤツがなんか気になったから、そいつが「もうええわ!」みたいなんで部屋出てったら、そいつ追いかける人はゾゾゾーって追いかけて行くんすよ。俺もそいつ気になったからバッと追いかけて、パッっていったらあれ、居れへん?!みたいになってww


でぇ…っ(笑)
その、一緒に居た子(スタッフ)が、その子は女の子側の気持ちになってたらしくて、「俺さっきあそこに停まってたんすよ」って。後々喋ったら。「そうなんやぁー」って!もう色んなこと起こるんすよ!!


柏田:リアルな各ホテルの中だけで行われる出来事みたいな


はい。これ芝居を観せられてんのか、こっちが覗いてる感じ…なんかもうスゴい世界観やな!って。そういう作品も観たりしてね。


柏田:それはおもろいっすねーーー


おもろかった!!!!

これ日本ではなかなか成立しづらいかもなぁ…とも思いながら。日本のお客さんがどこまで、っていう…のもあるし、もちろん撮影も絶対NGやし、その辺はやっぱり、ねぇ。向こうのお客さんとか…うん…。


だから俺そんなんやる側も絶対おもろいやろな!って!!役者さんも、ほんまにその、台詞もない芝居やから…

強烈な体験でしたけどねぇ……


ま、そんなニューヨークやったんすよね。すごい楽しかったんすけど。結構喋ったなぁ……(我に帰る)


~~やっとここでタイトルコール~~


リスナーメール(40歳になって金髪初挑戦したらカズレーザーみたいになったと。)「すばるくんが40歳になったら、また、いつかやってみたいことはありますか?」


そういう意味で言うと人生初の一人旅が大分チャレンジではありましたけどね。

いやだから…今回あの、行けなかったところも行きたいな、っと思ったんで。ブルースが好きなんで、そっちの方にね。シカゴとかそういう…ニオリンス(?)とか~今度行くなら、ブルースbarとかにガラッと入ってみたいなぁーなんてのもすごい思ってるんすよ。

チャレンジっていうか…やってみることが大事やな、ってすごい思いましたね。言葉とかもちろん分からないんで不安やったけど…行く前はめっちゃ。


でもなんとかなるやろう、やってみようというのが大事なんやな、ってのがすごく…身を持ってなんか…体感しましたね僕は。だからそういうことも伝えていけたらいいな、って思いますけど。



リスナーメール「周りに気づかされたという話」


柏田:外国行ったら結構あったんじゃないすか?


外国行ったらいっっぱいあったよ細かく!!(笑)
さっき言った舞台も『SLEEP NO MORE(スリープ・ノー・モア)』いう舞台なんすよ。

ちょっと話戻るけど、必死で見入ってしまうんすね!そしたら結構ねぇ、カップルで来てる人も多かったんすよ、外国の方で。

カップルの方は、はぐれたくないからずっと手を繋いで、あの彼氏彼女と。で一応追いかけて行くと彼氏は彼女と手繋ぎながら「大丈夫か~」言うてバーッと行くんすけど、ある程度追いかけて行ったらお芝居がまた始まるから。そこでまた集中して止まって観るわけじゃないすか。

俺も集中して観て……俺の前にカップル居たんすよ!ほいで…手ぇこそ繋いでるけど、彼氏彼女も必死に観てるから、途中でなんか分からんようになったんすかね?あの、ずっと俺の手ギゥュッと握ってるヤツ居るんすよww


柏田:ハッハッハッハッハッハッ


ほいで俺も、芝居をぉ集中して観てるから、あれ?と思ってパッと見たら、その彼女俺の手ぇずっと握ってんすよ!!(笑)

ほいでなんか…っ「Sorry」みたいなん彼女に言われて。俺もなんか「あああ…」みたいな変な感じになるっていう、アフフフッww

そおいう細かいハプニングはいっぱいありましたねー(笑)


流した曲
①ライトニン・ホプキンス「Last Night」
②ザ・チェインスモーカーズ「Closer」
ジャスティン・ビーバー「Love Yourself」



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


2/16収録
3/4放送

スバラジ日記:3/4(土)19:59

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一人旅の話3週に分けてしよーと思ったら全然3週じゃ足らんなーという…


柏田:まさかの!(笑)


ええ。もういっぱいあったんで。
今週いっぱい喋らせてもらおうということでね、


あのー、話戻ってごめんなさいですけど、1か所目のヒューストンですね、…時に、あのぅブルーノの前にもう1個見てるんすけど。ゴスペルのLIVEを見たんす僕。でねーめちゃめちゃでかい、なんとかチャーチって名前のめっちゃでかいとこなんすけど、色んなゴスペルシンガーの方が出てきたりとか。

もうね、それがめちゃくちゃ良くて…!ゴスペルのLIVEが…!!

何が良かった、ってもちろんもうその、歌にも物凄いヤられたんすけど、そのね、お客さんの感じがめちゃくちゃ良かったんすよ…!みぃんなで手ぇ叩いて歌う~みたいな。もう明るいし~なんかそうほんま空気が物凄い良くて、ゴスペルってやっぱスゴいな~と思ったのがあって。


で、ニューヨークに行って、スゥ。あのーー舞台観たりとか色々したんすけど。スー。1日だけその…『何も観ない・別にLIVEもSHOWもない日』があって、この日は観光いうか色々行ってみようということで。スッ。

せっかく来たし…スゥ。


あのーThe観光地みたいなとこにも行ったし。スッ。ちょうどその日日曜日やったんすよ。そしたらやっぱ日曜日は、皆さん教会に行くじゃないすか、あっち。

日曜日の朝みんな教会で、それこそゴスペル歌う…だから行ってみよう!と。ガチの教会。教会もタダで誰でも入れるから。教会の朝行ったんすよ。


ほんならもう…教会もどんな感じ分からんかったけど、バンドが居て生演奏で、普通になんか「ハレル~ヤ」みたいなんが始まるんすよ。手ぇ叩きながら。で、もぉ…涙流しながら歌ってる人も居れば、すごいなんか"平和と安らぎ"みたいな空間がスゴいんすよ。

そー。スゴいなぁって…なんかそうゆう教会のゴスペルを体感したりとか。色んなとこ観光もしたし。


あとニューヨーク良かったのは、あの僕居たとこは、その、えー…マンハッタン島っていうとこですね。で、車でちょっと行って橋渡って行ったら、あのブルックリン。っていうとこ、街があるんすけど…そこがめちゃくちゃ良くて。

マンハッタンとかよりはちょっとのどかなんすよ。めちゃくちゃ街の雰囲気が良くて…なんか、住むならこーゆーとこがいいなぁとか思いながら歩いてたりしながら。


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(ブルックリンの街並み)


柏田:結構写真によく出てくる吊り橋のあたり?


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(ブルックリンブリッジ)


はいはいはい。そうそうそうです。あそこ渡って行って…

スッ。あとーー何が良かったかって、ブルックリンで、レコード屋に行けたんすよ。スー。日本の僕がよく行くような中古レコード屋にはまぁ売ってへんようなのがもぉ売ってたりとか、すごいそれも楽しくて。見たことないぞこんなん、っていう…もうまたブルースコーナーばっかり行ったりしてたんすけど、スッ。…とか。それ帰って聴くのも楽しみやったりして…


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(俄然ブルックリンに興味が湧いたのでとりあえずこの映画観てみようと思いますー私事)


で、ニューヨークそんな感じで3日間居て、次ラスベガスに行くんすよ。これがね~ラスベガスが1番滞在期間としては長い…んすね。ラスベガスは、スー。色んなSHOWが。LIVEもそうですけど。

シルク・ドゥ・ソレイユですねやっぱり。それを、あり得ないっすけど1日2本ずつ観て、計4本観たんすけど。


あのーー、有名な、『O(オー)』っていうやつとか、あと『KA(カー)』っていう火のやつとか…スー。あと、マイケル・ジャクソンの曲をバーッと流してやるような『ONE』っていう作品とかも観たし。あとは、あのーービートルズの曲…に乗せて色んなSHOWをする、それは『LOVE』っていう作品で。


①『O(オー)』公演場所:ベラッジオホテル
ラスベガス人気No.1と呼び声高い。「水」を表す。あらゆる物は水から生まれ水へ還る。実際に水も使われる。台詞はない。


②『KA(カー)』公演場所:MGMグランドホテル
エジプト語で「火」を表す。シルク・ドゥ・ソレイユには珍しい、ストーリー性がある内容。アジア人観光客をターゲットにしているため、アジアンテイスト。日本の畳なんかも出てくるらしい。台詞はない。


③『ONE』公演場所:マンダレイ・ベイホテル
コンサートとシルク・ドゥソレイユのアクロバットが融合したSHOW。マイケル・ジャクソンのヒット曲に合わせて一流ダンサーたちが圧巻のダンスを披露。台詞はない。


④『The Beatles Love』公演場所:ミラージュホテル
「O(オー)」や「KA(カー)」と比べて刺激的なアクロバットがない分、ビートルズ一色LIVE感覚で観られる。(座席がスピーカー内蔵だったりするみたい)台詞はない。


これ4つ観たんすけど。


で、次の日に1回ロスに行くんです、僕。
それは、またLIVEを観に行くんすけど、これがねーロスのまたちっちゃいクラブで。

アリシア・キースなんすねこれは。
これもなかなかそんな距離で見れへんぞっていうのが、たまたまそこあったから、じゃあ1回ちょっとロス挟むわーっていうことで。


それはほんまに、ガチのスタンドしかない…スタンディングしかないようなとこで、それももう1時間ちょっとぐらいのLIVEやったんすけど。

もう…あのぅ新しいアルバムから色々やんのかなーと思ってたら、ヒット曲メドレー!みたいな。その距離でそんなんやんねや?みたいな、もうあの誰もが知ってるような曲をバーーッやるんで「わー!わー!」みたいなことの…

で1時間ぐらいやってバッと帰るみたいなん。
スゲーなー!みたいな。


それで、1泊だけロス泊まって、スッ。次の日もうラスベガス戻るんすよ。で戻って色々するんですけど、結局ラスベガスで、あとLIVEも見たんすよ。これは…エルトン・ジョン。あと…ダイアナ・ロス。超重鎮的な…

で!これエルトン・ジョン、さんはですね、もぉ~


柏田:さん付いたww


エルトン・ジョン……エルトン兄さんは、


柏田:おおー兄さん


もう大御所ですから。お年もそこそこな方ですからね。前座が大分こう…盛り上げて、それこそチョロッと1時間ぐらいやってパッと帰りはるんやろうなぐらいに思ってたんすよ。

したら、時間ピッタリに出てきはってねぇ~うええええ???逆ぅにぃぃいいいい????(声裏返るw)
アハハンッ(笑)きっちりぃ~~してはるぅ~~~思って。あーそうなんや!しっかり始まった!思って。


あのぉ…したらもう…結局2時間ないぐらい。
1時間半ちょっとをしっかりやって、終わっていったんすけど。

エルトン・ジョン痺れましたね。

あのなんやろ…めっっちゃロックなんすよ……!
ほんまあの、ピアノ弾いて歌うんすよ。ただ歌が、なんでこんな熱いんやろぅ…?!みたいな。もうピアノ弾きながらなんですけどもうなんかノリ出してる感じとか、もうスゴかったんすよ…!!それにヤられて。


でやっぱり、そういうエルトン・ジョンぐらいの人ですから、客層もそういう…言ったらオジサンオバサマ方が、ほとんどですよ。

でも、(オジサンオバサマ)…がもう立ってノリノリで踊りながら観てんすよもう。それもすごいことやな~って思って…。


だからお客さんが何よりちゃんと音楽を楽しんでるっていうのが、どれ観ても。アリシア観てもブルーノ観てもそやけど……それがちょっと衝撃で。

で、最後はそのなんかもう「客席大合唱」みたいな曲があって、後ろにね、映像…でっかい映像があって、その前にバンドがいてエルトン・ジョンがいて…って映像があるんすよ。
それに最後はもう、客席を抜くわけですよ、カメラが。


ほんで……俺、思いっきり映ってたんすね。


あのぅっ(笑)向こうは、お客さんスマホで撮影全然OKですから、僕も全っ然、ムービーも全っ然撮ってたんすよ。ほしたらその…客席撮ってるとこで、俺映るかなー思ってたら「アッ映った!!!」ってなって俺……!!(かわいい~)「わああ」手ぇ振ってwwその手ぇ振ってる俺を自分でこう撮ってるんすねぇ。アフッ(笑)

スゴいな~これもなかなかない経験やなーとか思いながら。


で、あのラスベガスで1番良かったのはですね。
それSHOWとかLIVEじゃないんすけど、えー、グランドキャニオン!国立公園ですね。アメリカの1番でかい…


柏田:あれは何で行くんすか?飛行機?


あれはですね、あのーーーセスナ機(小型飛行機)です!それ専用の空港がありまして。

あのーーセスナ機で1時間ぐらい行って、でグランドキャニオンのとこに着陸して、そっからバスで行くんすね。さらにバスで行って、2か所ぐらい…2ポイントぐらい行って、そこでこう…景色見たりなんやして、まぁーーーースゴいんよ。崖というかああゆうグランドキャニオン…のとこで。


でねー、あのぅ話の順序ごめんなさい。
ラスベガス…に、は、そーゆーことも…あのーグランドキャニオンのこともあって、一応ガイドさんみたいな、人を、お願いしたんです。日本人の方で。藤井さんっていう人がぁ、来てくれまぁす!ということを、聞いてたんすね。

スゥッ。で、あのーどうやら60歳ぐらいのおじさんらしいんやけど、全然、めちゃくちゃ若いアクティブな方で、グランドキャニオンとかとにかく長く詳しい方だから…じゃあお願いしますということで…。


であのぅラスベガス着いた時空港ネームプレートをねっ、「Shibutani」みたいなん持って待ってますからね、って聞いてて。それを探そう言うて。で"60歳ぐらい"・"おじさん"・"藤井さん"しか情報がない。ほいで探してたら、全然見つかれへん……。えぇっ…?!と思って。…で「渋谷」ってボード見つけたんすよ。


……めっっちゃちっちゃいおばちゃんが、「シブタニ!」って持ってんすよ。あえ~??ってなって。藤井さ…まぁ…で、まぁーシブタニ、「どうも渋谷です」って言って、そしたら「ようこそいらっしゃいました~サチ子と申します~」って。「サチ子????」ってなって…(笑)


「あの藤井はですね、今日別のところで、してますんで。夜のSHOWお迎えには藤井来ますんで、その時にご挨拶させていただきます~サチ子と申します~」言われて。
あの藤井さんの奥さまなんですねぇ~


柏田:あっはっはっはっ


あふっ(笑)
ほんならサチ子がね~、あのホテルまで行く時に、めっっちゃ丁寧に説明してくれるんすよ…!「ラスベガスという街はー…」みたいな。めっちゃ分かりやすいんすよ!

僕もめっちゃ安心して…。日本の方ですしもちろん。ほんでホテルのチェックインも、英語はもちろんサチ子はベラベラですから。全部やってくれて。ほんであのーー「ホテルの部屋まで一緒に上がっていいですか?」ってあの、ホテルの部屋の説明も!してくれて、分っかりやすい。全部説明してくれて。これ安心やわぁ~って。

「後ほど藤井が来ますんで。サチ子でした~」みたいなことで。


柏田:サチ子でしたww


ダッハハハッ(笑)帰って行ってぇ(笑)
ほいで夜あの~シルク・ドゥ・ソレイユ連れてってもらって藤井さんと初めて会って、めっちゃあの元気なオジサンなんすよ。

「どうも藤井です」つって。「じゃあよろしくお願いしますね~」とか言って。シルク・ドゥ・ソレイユ行きましょう~」って車に乗って連れてってくれるんすよ。


僕後ろ乗って。藤井さん運転してくれて。助手席にサチ子も乗ってるんすね。
ほんであのー「行きましょう~」言うて、藤井さんめっちゃ元気な人で「どうですかアメリカは~?旅されて~」とかすごい喋ってくれるんすよ。ほんでねー「渋谷さん右見てください。このホテルがね、どうのこうのでね~」ってサチ子から聞いたことと全く同じことを藤井さんが、あのぉ…っふっふっふ(笑)


ほんでサチ子はそこ、ずっと黙ってんすよ!!
藤井さんがあんまりにもノリノリで説明するもんやから俺も初めて聞いたテイでいかなあかん思って「あっそうなんですねぇ~!」って言いながら。(嗚呼すばるだなぁって思ったところ。優しい)


ほいであの…っいっひっひ(笑)
サチ子ほんで俺のやつ全然黙ってて~。おっふふふ(笑)

そういうのがあって、ほんで「グランドキャニオン一緒に行きましょう!」言うて。朝早いんすよ。「6時ぐらいに迎えに来ます」って。

行って、帰ってきて夕方ぐらいにまた戻ってこれる、その日の夜またエルトン・ジョン観に行きましょうみたいな感じやったんです。ほんでもうグランドキャニオンは藤井さんの得意分野やから。


ほいでセスナ機乗って、あの行くんですけど。着いたらバスに乗って。僕らだけちゃうんすよ、他の観光の人も一緒なんでバス。

年間400万人とか来るんですって。ほんでね。こんなもう…断崖絶壁みたいなとこで、なんにも周りないとこで、あのーすごい景色なんすよ。そんなとこで写真撮ったりするんすよ。

ほんなら観光客やし浮かれてるし若い奴らとか居たら崖っぷちのとこで、「ウワァーイ」言うて写真撮ったりするでしょ?周りなんもないでしょう?突風がポーンッて吹くんすよ。やっぱ年間何人か死ぬんですって。


「えーー…」ってなって。マジですか?って話して、「じゃあすばるくん写真撮るんで立ってください!」言われてw(この時点で下の名前で呼ばれている)
「行けるかアホぅ!(笑)」言うてw
「行けるとこまででいいんでねすばるくん」言われて
「いやいやっ無理です藤井さぁん」言うて(笑)
話の順序~言うてw

ほんでぇあのぅっ(笑)
2か所目とか行って、「お腹空きました?」ってちょうどお昼ぐらいに。「あのね~良かったらなんですけど」って藤井さん背負っててリュックガーー開けてバーー出して、「サチ子がおにぎりを…握って(笑)朝からサチ子おにぎりね、「(すばるくんに)食べさせてー」って持たされたんですけど」って言われて。



俺もうほんま……生きてきた中で、見た中で…1番でっっかいおにぎりなんすよ。

こんなん見たことない?!コントぐらいのぉ!!こぉーーんなに…?!


柏田:顔と同じぐらいの大きさの?(笑)


そう!!顔ぐらいのおにぎり3つ渡されてぇ!!!

「あの~良かったらサチ子のおにぎりを…」言うてぇ!でっかいおにぎり3つとバナナ2本渡されたんすね…!!


柏田:栄養ある!栄養ある!ww


栄養あるなぁ~~~~言うて。

まぁお腹減ってたしぃ、日本食も…ねぇアレやから…まー美味しかったんすよ!ほんでもこれ3つは無理やと。1個でお腹いっぱいになって、バナナ1個だけいただいて、後はもう自分のカバンに入れて「夜とか減ったらいただきますわぁ」言うて。「めっちゃ美味しいです」って(言うて)。ほんま美味しかったんすよ、サチ子のおにぎり。

サチ子のおにぎりうまいな~言うてー(笑)


ほんでもう帰ろう言うて、夜SHOW…LIVE観て、また。藤井さんあのーー。で、なんしか僕のこともう息子かのように~ね?ほんまにやってくれるんすよ~~。


ほんであのーー終わり際に、「これ夜お腹減ったら…」言うてリュック開けて「僕の分のおにぎりもあんねんけど」言うて…!へひっ(笑)渡されて~~「食べへんかったから」って。


俺でかいおにぎり5個とバナナ2本持って部屋に帰るっていうwwwwゴゥッ(豚っ鼻w)

わははははいっひひひひ(笑)

もうスゴかったんす。藤井さんほんっまにイイ人で、めっちゃ好きになったんすけど。


ほんでもうあのーーラスベガス最後言うて、最終日はロスに、えっと、行って、グラミー賞を観て旅の締めくくりという話なんですけど。

あの最後送ってもらう…藤井さんに。
ほんで5日も6日も一緒に居たから僕もなんか寂しいなぁ…みたいになってて、「また来ますわぁ」言うて。「また藤井さんお願いしますね」みたいなん藤井さんもなんか「来てくださいね…」って。


ほんであの、国内線乗るから…「僕あのサチ子もそうなんですけど色々買ってたんですけど」言うて…。ポテト…チップスの、長いボトルの。ちっちゃい方ならまだ分かるんすけどフルのやつ、とそれと同じサイズぐらいのチョコレートのクッキーのやつ2本と、あとまたバナナ2本渡されたんすね(笑)

「飛行機の中で是非これ…」言うて…!w
藤井さん俺どんだけ食うんんん無理やでこれ~~思いながら(笑)

「お腹減ったらあかんから」ってめっちゃ心配してくれて、藤井さん。「ありがと~藤井さぁん」言うて、俺最後ロス行って。

で、グラミー賞で旅の締めくくりですよ。


ほんならもう…ねぇ、観たブルーノからアリシアから~いっぱい出てくるわけですよ。もう最高に楽しかったなぁ~ということで。で、帰国したというようなことでね。

スゴい旅やったんすよこれが~。



柏田:サチ子と藤井さんが…(笑)


サチ子強烈でしょ?(誇らしげ)
サチ子のおにぎりびっくりしましたからね僕~。
『サチ子のおにぎり』っていう曲作ろうかなぁー思ってるぐらい…あふっ(笑)

ほんま色んな人に助けていただきながらね、楽しい旅をさせていただいたんですけど。


あとはもう……これは英語が喋れたらもっと楽しいんやろうなーなんて思いながら、スッ。ちょっと英語はねぇ是非もうこれから、是非勉強していこう~っていう風に思いましたし、スッ。


後はほんまに音楽も、色んなSHOWも観て、やっぱスゴいな!っていうのはほんまに。体感してみな分からへんな、ってこともいっぱいあったから。その辺はなんか、ねぇ。

こんな期間に一気に色んなもん観たから…今は全然ワケ分かんないすけど、でもこれからなんかね、自分の中で消化して…色んなものに、自然とこう、出てくるのかなぁなんて思いながら…


~~ここでやっと1曲目~~


そんなわけで、グラミーですよ旅の最後はね。2/12でしたね。そうなんすよそこは、あのぅたまたま事務所の偉い方とかも毎年行ってはる方もいるので。そこに合流させていただいて。

一緒に観ましょうか、ということで。


あのーーーもうグラミー賞は絶対あの…正装やないともちろんダメで。だからあの、一応ホテルで着替えてから、あのーで、何人かスタッフも、10人…ぐらいかな…?10人も居らんぐらいか…。

で一緒にまとまって行きますと。


「分かりましたー」って言うて…あのーーもぅ初めて乗りましたけど…なっがーいリムジン!


柏田:出ました~


出たぁ~~~~ストレッチ。なっがいやつ。外から見たことはあったけど、乗ったん初めてやわみたいな。ほいでまぁまぁスゴいなぁ思いながら。


タキシードを着てグラミーんとこ向かうんすよ。会場は、アレですよ…レイカーズ。バスケの…の本拠地みたいなとこから。…だからマイケル・ジャクソンが、This is itで最後のリハーサルしてたとこです。

…に行って、グラミー賞ってあの…テレビの生放送やってますから。要は…こっちでいうあのなんていうの…FNSとかも、まぁねぇ。生放送でダーッとやっていくような、ああゆう感じですよ。それのまぁ、世界最高峰みたいなことですよねあれ…。


それでたがらあの…スッ。普通に客席で観てて、その辺にあの、「トイレ行ってくるわー」つって歩いてるビヨンセとか普通に通るんすよ。えええっ?!みたいな。素ーで。

FNSってあのーー観てるじゃないすか、円卓みたいなんで!出演者の皆さん…僕も座ったことあるけど。あれを観てる感じですね!あそこにお客さん…も入ってるみたいな感じですね。

普通にだから…レディー・ガガもCM中に「ちょっとトイレ行ってくる」みたんなんで行く…なにこの感じ?みたいな。


だからレディー・ガガと…メタリカか、あれのコラボとかもおもしろかったですしね。でももう今回、アデル祭りでしたねー。ほぼアデルが獲っていきましたもんね。

ブルーノもやっぱカッコ良かったですしね…


(柏田さんが何かを聞いたんだけど聞き取れなかった…)


ん?(優しい聞き方~)
そうそう!プリンスのトリビュート(=功績ある人物・グループに対して称賛する為に作られるアルバム)やったんすよブルーノは。で、そっくり1個目の出番は自分の曲やったんすけど。2個目はプリンスのトリビュートでちょっとメイクもプリンスに寄せて、めっちゃ似てるんすよ!

ギターソロで最後終わるんすけど、俺そのヒューストンで観たときもずっとギターソロ弾いてたりしたんすけど、めちゃめちゃ上手いんすよギターが!あれがスゴかったっすねー。ブルーノ・マーズ……

あのプリンスのトリビュート良かったなぁ……


あと…誰か…アデルも、あれか。ジョージ・マイケル?…のトリビュートやってて、スゥッ。そういうのも結構良かったっすなんか。トリビュート系は結構良かったなー…。うーん。


グラミーは結構スゴかったっすねー。なんかあっという間でしたね。3時間…4時間ぐらいの。

俺はずっと旅してきてて、俺だけその状況に行ったんで。あーー良かったなぁーーと思いながら…ズッ。で、次の日に帰国、みたいな感じやったんですけどね。


行って良かったっすね!
また行きたいと思ったし…



柏田:今喋りながら、目の前で映像出てるでしょう?

映像出てますねぇ…はい。そうなんすよ。(目が遠くを見てたんだろうか)


一人旅はいいなぁと思いましたねぇ…おもしろかったし。
またサチ子に会いたいっすね。


柏田:ふふふふ


やっぱこの旅で1番印象的やったのはサチ子のおにぎりですね。


柏田:グラミー賞あんだけ見といて(笑)


グラミー賞あんだけ見といて、やっぱりサチ子のおにぎりには敵わないっすね…!
アデルよりサチ子のおにぎりが1番スゴい賞でしたね。まさかのサチ子オチということでね…


~~曲明け~~
さぁ!エンディングでございますー
ステッカーは、アデルにでも送り付けますか?

サチ子に送ってあげますか?


アデルじゃない。やっぱサチ子さんに送らんとね。藤井さんとサチ子さんに……ほんまに送ろうかな。ふっ(笑)


そして放送締めの言葉も
「サチ子ぉー!!」

(笑)(笑)(笑)




いやぁ~~濃い語りをしてくれました。スバラジさまさま!いい刺激を存分に浴びてきたようですね。すごくいい感じ。自分の肥やしにあてた貴重な12日間。得るものは多かっただろうし、何より楽しかったんだな~ってキラキラした声聴いて思いましたよ。最初は「僕」呼びなのにヒートアップしてくと普段使いの「俺」に変わっていったり。こんなに濃い語りを聞いたのに最終的にはサチ子のおにぎりに全部持っていかれましたがな!(笑)
すばるらしいね。
サチ子さんの話をしてた時が1番笑ってた。すばるの爆笑バロメータが振り切った証(私称)の豚っ鼻が聴けて幸せ!
目で見て耳で聴いてきたLIVEやSHOWや景色だけじゃなく、人との出会いが残ったってことかな?そういうことにしとく。


「関西弁は世界共通やで」と海外でも頑なに大阪弁で挑んでいた彼が英語を勉強したいと言うようになりましたよ横山さん…。
でもなんだかんだ現地の人・藤井ご夫婦の会話を再現する時も関西弁になってたとこもすばるらしいんだけどね。


ロッテルダムに行った時のように「日本じゃできない」と感じて「ええなぁーすげぇな~」と羨ましく思った場面が多かったのが印象的。あの時も、オランダの街を普通に歩きながらハーモニカ吹いて、道行く人がその演奏に反応してノッたり…。日本だとねー、こういう感性というか風潮がないので、こういうところが海外っていいなぁと思う気持ちはすごく分かる。


まだまだ本人的には語り足りないようなので、これからもちょこちょこ話が挙がるかもしれませんね。この記事はとりあえず、『アメリカ一人旅完全版(仮)』ということで!



総括して
サチ子に嫉妬!終わり!(笑)

自担のズムサタ放送事故騒動を振り返る

さて、あれから丸2年が経ちました。
世間はハッピーバレンタインですかね?でもわたしにとってはきっと何年経っても

バレンタイン<味園ユニバースの公開日
これ確実。(うふ)

わたしは関ジャニ∞全員に愛を注いでいますが、公言しているのは渋谷すばる担です。
あの番組後も何も変わらず。それに関しては全くびくともせず。わたしに限らず、あの事件で揺らいだすばる担はいないと思ってます。

これも確実。(うふ)


ただ、別にこれから必死にあの事件について擁護の文章を垂れ流そうとか、そんなつもりはありません。
節目ということで、改めて当時の渋谷すばるのこと・当時のいちファンとしての自分の想いを形に残しておこうと思い立っただけの話です。


オタクのスタンスとして常々、『何でもかんでも許容しないこと』を心に留めています。良いものは良い、イカンことはイカン!それは貶しなんかじゃなく、オタクじゃない部分の感覚を見失わないために。そう言いつつ、行き着く答えは所詮盲目なのでどうしても理想論になってしまうんですけどね…(甘々になりがち)



新規ながら6年チョロチョロ渋谷すばるのファンをやっている身なので、わたしの中に刷り込まれた感覚が擁護に感じる部分もあるかもしれません。悪しからず!


――――――――――――――――



2015.2.14
バレンタインデーに最も相応しくない映画(すばる談)『味園ユニバース』公開初日、共演していた二階堂ふみちゃんと一緒にズームインサタデーの生放送にゲストとして呼ばれた日、事件は起こりました。


※ 想像以上に波紋が広がった番組だと思ったので、敢えて「事件」という言葉を使わせてもらいます。


簡単に説明すると…
映画公開当日に、宣伝のため主演の立場でスタジオに呼ばれていた渋谷すばる。クイズ回答を求められて答えが出なくて10秒間無言になってしまう・スタジオの外に出たところ、終始寒そうに衣装のフードを深く被る等の彼の態度が目につく視聴者が大勢居たようで、「放送事故」「態度が悪すぎる」「やる気はあるのか」とネット上で炎上しました。日テレにも問い合わせが殺到したそう。(ほんとか?)





ひとまず自分の話をさせてもらいますね!
番組中わたしは味園ユニバースを観るために名古屋へ向かっている最中でした。地元の映画館のみならず県内の映画館も公開地域からあぶれたらしく(ポンコツ!!)映画を観るためだけに朝一で県外まで電車に揺られていたところでした。

この2日後、有り難くも『渋谷すばるLIVETOUR2015』Zepp Nagoyaに入れることになっていたので、同日に映画を観れば交通費や諸々の費用が1日分浮いたのですが、複数回味わえる楽しみをたった1日に詰め込んでしまうのはお金を浪費するよりもったいないと思っているので、敢えて2日に分けた欲張りオタクです。昔から好きなおかずは最後に食べるタイプです。後悔はゼロ、むしろ大正解!

たっかい映画でしたけどw(映画代<交通費)
日々是綱渡り。


電車内でスマホからズムサタの動画を見ながら、「今から観に行くからねー♪」と画面の中のふみすば(初呼び)に心の中でハイテンションに報告してたくらい、放送自体に特に違和感は感じず。まさかこんな騒動になるなんて、この時は全く想像していませんでした。





元々知ってるつもりの渋谷すばる人間性をちょいっと置いといて…ファンでも何でもない前提で俯瞰で考えてみます。


朝っぱらにテレビをつけたら無愛想な30過ぎの男性が映っていて、クイズを長時間放棄するわ言葉数少ないわ笑顔がないわ等の態度をとっていたとしましょう。


うーん…
確かに、いい気分にはならないでしょうねぇ。愛想ない人だなー、ってなる。わざわざテレビ局に苦情を出すハッスルさはないですが。(ちょいちょい毒づいてくstyleでいきまーす!)
それが世間一般の普通の反応だと思う。"目に見えて分かりやすい誠意"が見受けられなかったから。


外から見たら彼の本質は伝わりづらいということはファンは周知してますが、番組はファン向けの特典映像ではなく地上波なので、最低限の誠意は見せるべきだった。うまく話せなくて言葉が出るのに時間がかかるとしても、振る舞い方次第で印象なんてどうにでもなるから。「ソロ活動を関ジャニ∞に還元したい」と本気で考えてくれて、言葉としても何度も発信してくれてたんだから尚更…。朝の生放送だし、「映画を観に来てください!」と視聴者に呼び掛けるためにゲストに呼ばれてるわけだしね。(限りなく茂雄寄りだから役としての宣伝です!とかだったら良かったのに~なんて)



はい!俯瞰タイム終わり!




でも正直なところ、オタク目線のわたしが抱いた印象は『いつも通り』以外の何物でもなかったです。むしろ、朝から頑張ってるなー!寒い中お疲れさまー!なーんて労ってたくらい。あの態度だって、あまりに正直なすばるの様子にクスッと笑ってたんだけどなー。え、な、なにがこんなに騒ぎになってんだ?!と最初は全然把握できてませんでしたからね。それが良くない拡がり方と知り、じわり…と背中に嫌な汗をかいた。うわあ…こりゃなんだかよろしくないぞ…と。



何が悲しいって、


過去の事例を持ち出されたこと。


え、その件は今回のことと全く関係ないでしょ…?という昔の話をほじくり返されて、「だからあの時もー…」と非難される。ちょっと待てと。そうなったら言いがかりですから。


ただ、気分が落ちはしなかった。すばる担、割りと慣れっこですw 多少胸がザワザワするだけ。
自分のメンタルより自担のメンタルを気に掛けていた。


まぁいいさ、いいさ!
味園ユニバースは最高だったし、ほとぼりもすぐ冷めるだろう。




そう思ってた最中、この事件はわたしが思っている以上に波紋を呼んでいたことを思い知らされました。この10日後、渋谷すばるによる直筆の謝罪文書が発表されたんです。



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異例…ですよね。
ここまでの騒動になっている意識はなかった…分かってるつもりではいたけど、放っておけばいつもみたいに勝手に過ぎ去るものだと……


この対応が果たして正解だったのか否か、それは分からない。でも、すごく誠意は伝わってくる。誰の判断なのかによっては「こんなことまでさせないであげてくれよ;;」とわたしの中の甘々オタクが顔を出して庇ってしまいそうでしたが、彼自身が決意して、書かせてください。と事務所に申し出たと聞いてもう…あああああん…。正直なところ事務所の考えも絡んでるかもしれないから真相は分からないけど……どちらにしろ胸が痛む。

決して上手じゃないけど一文字一文字丁寧に書かれた字。普段は使わないであろう漢字の数々。微妙に間違えてる未熟の「未」(可愛いとこ隠せてないよおバカーーー;;)



ちょっとイヤなことを書かせてもらいますね。
あるローカルの朝のWS番組についてです。
鋭い方はこれだけで察しがつく人もいるかも。悪い予感がする人は下記の横線から横線までササーッとスクロールお願いします!


――――――――――――――――――――

あの一件の後のソロLIVEで「アイドルは夢を売る仕事と言われてるけど、中には1人くらいリアルを伝えるアイドルがいてもいいんじゃないっすかね!!!」と叫んでファンを大いに沸かせたすばる。ロッカー過ぎるぜ!!(笑)カッコイイかよ!そうですわたしたちが好きなのは甘い言葉をくれる王子様でも着飾ったお人形でもなく、人間くさくて真っ直ぐで生き方ヘタクソなあなた……この発言も、事件うんぬん抜きにしてすばるは常々考えてることだと思いました。


ですが、その発言を受けてお○よう○ールABC(伏せる気はねェ)某女性コメンテーターが「ほんとに反省してるのかって思いますけど(嘲笑)」と言ったんですよね。うわ、嫌な感じ…なんて軽口をたたく人なんだろう。


番組は何故か全体的に渋谷すばるアンチモードで、「丸刈りにするにももう髪短いですからねぇ」とか全然おもしろくないことを平気で言う神経。それを笑うサポートの女子アナ。まじか…。この人たちの神経まじか。そんなことまでわざわざ言う必要なくない?悪意しかなくない?


「朝に低血圧の人もいるのでね、もしかしたらそうかもしれないですけど」とかいう勝手な憶測だけで話す安易な発言。謎…。本人的にはフォローのつもりらしいけど、「貶すだけだとあれだから取り敢えずそれっぽいこと言っとくか」みたいなその浅はかさに寒気がする。誰に対してでも言えるようなそんな猫騙しで通用すると思ってることが無理。
あー…うわうわ鳥肌…この番組ダメかも耐えられない。


女子アナも「生放送ですよね?!うわ~…」だの「お仕事ですもんね?(ぷっ)」なんて相槌を挟む始末。なにこれ?何を見せられてるの?……吐き気…なんだこの揃いも揃って浅ましいコンビは……


どうしてそんな悪意ある説教のような演出なのかは分かりませんが、とにかく全力で「余計なお世話だわ!!!!!!!」と思いきりアッパー×2をキメ込んでやりたかった。奥歯が軋むくらい悔しくて、悲しくて、涙が出た。情報番組としてのこの番組の姿勢はありえないし、受け付けられない。

―――――――――――――――――――



ゴゴスマの男性アナが「無愛想じゃないんですよ…」ともどかしそうに訴えかけてくれていて(エイターを公言してくれてるらしい)真逆の意味で泣けました。
ありがとう。



擁護してくれとは言わない。
分かってあげてくれとも思わない。
ただ、落としに落として悪者にする演出だけはやめてくれ。おっしゃる通りかもしれないが、余計なお世話だわ。言わんとすることは分かるのよ。そこまで頭堅くないから。でも、軽率な悪意ある発言があり得ない…。

もう…分かったから放っておいて!!というのがぐるぐる悶々としながら考えた答えでした。
まぁ…ぶっちゃけ、疲れたよね(笑)


もう分かったよ、放っておいてくれ。




渋谷すばるはどうしようもなく不器用だったから。ファンとしても、万人受けなんて望んでない。長年芸能界にいるのにうまいことやれない、渋谷すばるのありのままが好きなんだ。

それは時として、意識的にうまいこと立ち回らないこともあったと思う。中心には自分の信念が太い根を張ってる人だから。本当に不利な生き方を選んできた人だ。



愛想がない。と言われて
不愉快だ。と言われて

謝罪文を書いたら
話題作りか。と揚げ足を取られて

あなたは本当に大変だ。
大変な人を好きになってしまったよ。




「歌以外、社会への不適合さは赤ちゃん級」


当時のレンジャー日記でそんなことを書いていたのを思い出しました。今思えばものすごくナイスなキャッチコピー!ネタの意味でね。2017年現在のすばるなら、この自虐ともとれる言葉を笑いのネタにできます。



信ちゃんもイフオアでこの話題について触れていたと聞きました。スルーしてもいい話なのに…話してくれることが嬉しい。優しすぎて泣ける。
「あの場に僕がおったらねぇ…」
母のような優しい表情で冗談っぽく笑っていたそうです。クシャッと目尻を下げながら困ったように笑った顔が浮かぶ。幼馴染みですばるのことをよーく知っている信ちゃんだからこそ、説得力ある愛に溢れた言葉。確かにあの場に居たら、手厚くフォローしそうだもんな(笑)



そしてこの週のレンジャー日記。
すばるのソロLIVEに足を運んでいた安田くんと大倉さん。


「あ、すばるイェイ!」

「誇らしかった」


ほんっとにこの人たちは、、、
それぞれが、それぞれ素敵。すばるあなた…ずっとこんな仲間とお仕事してるんだね。温かすぎて漏らしそう。←語彙がサイアク





【2.24 味園ユニバース大ヒット御礼舞台挨拶】

謝罪文がマスコミに配られたのはこの時。つまりはあの文面が公になってから初めての表舞台です。


次の日のWSでも取り上げられていましたが、途中ムービー撮影で「笑顔ください!」と言われたすばるが、カメラに向かってクッシャクシャの笑顔でニッコォ~("⌒▽⌒")と手をフリフリしてる場面があったんです。なぜか顔を微妙に揺らしながら。



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これですね。
わざとらしいほどの満面の笑み。わたしはこの顔は、すばるなりの反抗の態度のように思えました。あの報道があった後だから、なんだか皮肉を込めてやっているようで。マスコミもいっぱい入っていたし。
「笑顔きゃわ~(*´ω`*)」とはなれん!それで済むなら、どれだけ楽だったか!でもこうやって面倒くさく生きてる方が性に合ってるみたいです、わたしのオタ人生。(ファンは自担と似る説)

ただ、カットがかかった途端に笑顔が一瞬でほどけて死んだように真顔に戻っていたのでw単純にボケの振りだったのかもしれない。彼ね、あり得ます。



そしてこの日、マルちゃんに対する口頭被害届がすばるから出されていました(笑)
この頃からですかね。2人がアブナイ関係を公にし始めたのは。



「丸山君は…すごい僕のことが好きなんです最近」


「さらにこの映画をキッカケに僕のことをすごく…」


「主題歌がオリコン1位になったよーって時も『1位おめでとう。好きだよ』ってすぐメールが来て」


「どうかしてるんです彼……」


「ライブの初日にも来てくれて…もう怖いんですぅ……」
(そして直接は会わずに楽屋に赤い薔薇1輪を置いて黙って帰る。月9か?昼ドラか?)


その後丸山さんは再びすばソロLIVEにプライベートで足を運び、丸の日記でも『貴方にラブファイヤー』と熱烈ラブコール(求愛?)を送っていたり、単独の雑誌のインタビュー(QLAP)でインタビュアーさんが、すばるが会見で「最近マルが俺を好きすぎる」と暴露していたことを伝えると…ぜーんぶ知ってる。(ニヤリ)ただ、僕は渋やんのことは最近じゃなくて昔から好きですけどね」という伝説級の発言を残しています。

怖い……すばるが絡んだ時の丸山さん怖い……。2017年現在も日々伝説は更新されてますからね。すばる曰く、「法で戦ったら勝てる」らしいので。(わいせつの意で)
メンバー内で法的手段が取られないことを願うばかりです。





…楽しい話題に逸れました。(毎度のこと!)



最近少しモヤモヤすることがあるんです。

一般人が芸能人に対して、何かにつけて「放送事故」と騒ぎすぎな気がしません?(すばるに限らず)少し他の人と様子が違ったら「放送事故」。明太マヨじゃあるまいし。(渡部で検索GO!)放送事故に対する世間の認識が分からなくなってきました。単に面白がって何でもかんでも言ってるだけ?暇なん?だとすれば当時のすばるって、そういう人たちのいい「カモ」だったよなぁ……


そういう風潮にはえ、個性を殺したいの??と思うことが多々。みんながみんな愛想良くニコニコ笑って、誰からも非難を受けないような当たり障りないことしか言わなくて誰もが好感度を気にして振る舞うテレビ……つまらない。右倣えの日本人の気質?そんなんつまらーん!!良いじゃない。色んな個性なんだから。

個性の考え方については、大倉さんの0円食堂で荒れた世間の反応を知り、改めて思いました。ああゆうところが良いんじゃないかーー!!!てゆうか関ジャニ∞、世間賑わせすぎなーーーー!!!!!好き!!!!



2015年。
思えばすばるにとって、初めて尽くしの1年でした。


完全なるアウェイな状況の中、単独でドリフェスで歌い、自らを名乗ることもせず去り際にたった一言関ジャニ∞っていう アイドルグループやってます よろしく!!」と叫んだり


映像作品での演技経験は少ない中の初単独主演映画、グループ初のソロアルバム発売に加え


オランダのロッテルダム国際映画祭では喋れない英語を覚えてスピーチをしたり


特注で関ジャニ∞Tシャツを作って、ここぞという時に着ちゃって


関ジャニ∞に、良いものを持ち帰りたい」と色んな媒体で伝えてくれて


関ジャニ∞のことを「俺の最高な家族」なんて呼んでくれちゃって……





そういう人なのに。



渋谷すばるは基本良いヤツなんだけどな~と世間とのギャップにやるせなく思っていた時期もありました。


「分かる人にだけ分かればいい」というのはメンバー自身(個人)もファンも共通認識なことが多いような気がします。それも美学のような…ある意味逃げのような…わたしも最終的に落ち着いたのはその考え方なんですけど。

新年会で村上さんが言っていたように「僕たちの個性って変わってない。これがもっと万人の方に分かってもらえる2017年になればいいのになぁ…地上波で色んな人に知ってもらう機会が増えたらなーと思ってますけどね」という心意気、生かされてほしいです。"グループとして"想うところですね。


そんな信ちゃんの発言と同じ場でのすばるの決意の言葉。

「悔しいです…まだまだ。上には上がいるし、今のままでは絶対ダメやし。変わろうとせな変われない。自分の中で革命を起こさないと。全員が一歩踏み出さないと。」

だんだんと目を湿らせながら語ってくれたこの意味を、この時ほど理解したことはなかった。バリバリ思い当たる節あったもん。目に見える形で、確かに革命を起こしていました。



最近の渋谷すばるには、糸がプツリと切れてしまうような危なっかしさがありません。時に指で弾いただけで簡単にちぎれてしまうような細い細い糸もあったし、誰も切ることができないような太い束の糸もあったのに。


「今日はそういう日か~」と見守る行為をここ何ヵ月もしてない!その感覚を忘れてたくらい!昔だったら「超ご機嫌」とレポされるようなすばるの状態が、いつしか「普通」になってた。



単に「丸くなったねぇ」という一言では片付けられないんだよなぁ。
関ジャニ∞として、グループとして登っていくために、「変わろうと思って、革命を起こした」姿が今の渋谷すばるなんだということを忘れてはいけないと思いました。多分、渋谷すばるが1人のタレントだったら、革命を起こす必要はなかったかもしれない。そこは渋谷すばるのカリスマ性だから。(ごめん、すばる担なんで)



もう今年36のいい大人じゃん?年のせいじゃね?っていう意見も、そりゃあそうだと思う。引っくるめれば、そうなるよね、結果論は。

よく立ち止まるし自分のペースでゆっくりと進む人だと思うので。普通の人なら軽々飛び越えてしまう程の水溜まりも、乾くまで動けずにじっと待っちゃったりするんです。普通の感覚とは少し異なる、彼のそういう感性に惹かれるんじゃないかな~
わたし自身がものすごく普通の人間なので余計に。




2015年の渋谷すばるも、2017年の渋谷すばるも、どっちが良かったとかいう気持ちは全くないというか…そういう次元に居ないんですよね。


あんな事件があった2015年も、振り返るとあんなにすばる担として幸せだったことなくて…
幸せ過ぎて、誇らし過ぎて、よく泣いた。「ああ、今わたし幸せだ…」と自覚して泣くなんて平和ボケ!磨きがかった鉄アレイ女でした。あの想い出だけで余生を充分に過ごせるんじゃないか?ってくらい満たされていた1年。

個人的に渋谷すばる担史上最高の1年でした。何物にも変えられない特別な2015年。
でも不思議なことに、あの頃に戻りたいとは思わないんです。日々更新される幸せ。もっともっと未来を見たい。




2017年。
今の彼には何も心配することがないのでもはや無敵状態です。2年前まで「無理して笑ってる時」はバレバレだったのに、今はもう笑顔にも無理がない。顔が強ばらなくなってとても穏やかになったところ、いい年の取り方をしててとても嬉しい。たるんだお顔の皮膚も、白髪が生えてきた鼻毛も愛せる。



これも革命の一角なのか否か、ビジュ(髪型)も安定して申し分がない。前髪重めに斜めに流して襟足はすっきりさせた渋谷すばるは至極……。


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アー写で殺されそう・・・



彼の中で髪型は、その時の精神状態を知れるツールだと思ってます。
いつのことを指していたのかは定かではありませんが、アイドル悶々期に「わざと変な髪型にして反抗していたこともあった」と雑誌の取材で話していたことがありました。(勝手にパッツン期だと推測してるので、あの頃はちょっと辛かったりする)


ビジュも振る舞いも安定しているすばるにひとつだけワガママを言わせてもらえるなら、また「今これを歌い終わったらそのまま崩れて死んでしまうんじゃないか」と思うような魂込めた歌を生で聴きたいかな。


エイタメコンでその片鱗が聴けたのは、『象』の
"その足で踏み出せ、世界は変わる"
だけだったから。ソロLIVEでは魅せてくれそうだけど、関ジャニ∞としてのLIVEでは封印してしまうんだとしたら、寂しい。


歌に取り憑かれた渋谷すばるの歌で心臓を鷲掴みされて、それがトマトのように弾けたとしても、彼の歌で人生フェードアウトできるなら本望。(だけど客席で死んだら迷惑がかかるからNGだよ!変なとこリアリスト!)




歌に生きてる渋谷すばるが居れば、こんなに幸せなことありません。



「一生歌い続けたい。」



2016年のソロツアー後の取材での言葉。
それが聴けただけで、生きれる。





短編小説くらいあるんじゃないか?ってくらいの体感で書きなぐりBEATしてしまいました。書こうと思えば一生書けるので、ここらへんで自粛します。自粛してこれでした。本気と書いてマジと読む女です。おつかれした…!


ここまで読んでくれた方は果たしているのでしょうか・・・(笑)
自分では節目に読み返すつもりでいるけど…ここまでお付き合いいただいた方、こんなに重くて取り留めのない鉄アレイオタの乱文失敬しました。
お疲れさまです。あなたも。



まぁとにかく今大声で言えることは、




昨日も。今日も。明日も。渋谷すばるが大好きだ!

関ジャニ´s エイターテインメント~冬~を終えて

記憶も興奮も冷めやらぬ内に…
と言いたいところでしたが、中途のまま下書きに放置し過ぎたので所々うっすうす/^^\
こういうのは勢いですぐやらないと溜め込みますね。そりゃそうだ。反省。


誉めちぎってません。貶してもいません。
色々と感じたこと、正直に。
ただ、今ツアーめちゃくちゃ楽しかった!!これは心からの感想でした。



↓以下熟成ブログです

(※前半と後半の温度差が違う)




終焉を迎える前に次のツアーを発表なんて、ほんとこっちに寂しさ与える余地も与えてくれない奴ら。口角上がる。働き者めコンニャロウ大好きだよっ!!



しかも夏!!
これから夏コンにシフトしていく予定だそうですが、確かに今回の札幌の件(大雪が原因で飛行機欠航によりエイターが飛べない、同土地でモー娘。LIVEが行われる予定がメンバーが飛べず中止になったことによりハロヲタさんが急遽エイトのLIVEに入って穴を埋めてくださった、後にニュースにもなった出来事)もあったし、今後しばらく五大ドームで回るなら賢明な判断だと思う。うん。





【日本音楽史上初】


震える・・・

ちょうど10年前、ジャニーズ史上初の47都道府県ツアーと称して小さなハコを車で移動してたような彼らが。
半年しか経たない間に2度の五大ドームツアーやるんですって。日本音楽史上初なんですって。



錦戸「すごく無謀なこと。」


そうだよねー…
こんな短期間だと並行して2つのツアーを考えてセトリも組んだだろうし、単純に曲数も2倍。それプラス関ジャニ∞の場合はコントがあるから……と思ったけど、単純に曲数をたくさんこなすのがキツイから冬コンはエイトレンジャー組ませてきたのかもしれない。可愛い奴らめ。(全て想像)
でも正直なところどうなんだろう?コントとダンスとバンドならメンバー的にどれが大変で、どれが削ろうという対象になるんだろうか…元も子もないけどそれは人によりけり?



この件に対してレコメンで触れていた信ちゃんが「どーせすぐ記録なんて越されるんやから(笑)言える内にね」と語っていてさすがだなぁと。奢りがない。こんな潔くリアルをぶつけてくれるジャニーズいる?




今発表されている限りは夏コンも同名で『関ジャニ∞'sエイターテインメント』なんですよね。
(仮)なのかな?
あえて同じタイトルで回る意図があるのかも。

冬コンのアンサーソング的なね!
ヘブンリとおんぼろstoryみたいに2つでやっと答えが出るというか、最終形体になるのかもしれません。



そういえば…このツアー名が発表されたてのときは「一体どう略すか問題」が挙げられてましたけど、いつの間にかすっかりエイタメで定着してましたね。エンターテインメントがエンタメ、と略されるからエイターテインメントがエイタメになるのは当たり前の道理かな。
"強く強く強く"を"くくく"と略したときはひっくり返ったけどwくくくて!何でもアリかー?!





毎度毎度前置きが長くなってしまいました。
ここからが本題です。



エイタメコン【冬ver.】
2008年振りのアルバムを引っ提げないツアー。



誰もが今まで陽の目を見なかったカップリング曲披露フラグ…?と期待したと思います。考えてみたら、すばるさんもスバラジで話していた通り「ツアー前に発売されたシングルでアルバムくらいの曲数があった」んですけど。


それでも、『秋にアルバムを発売して冬にツアーをまわる』という例年の流れを無視してアルバムを出さないとなれば、悶々と妄想してしまうのがヲタクってもんです。アルバムを出さない選択にも意味があると思っていたので!でも実際は先述した通り、例年の流れを2016年から変えるという革命の走り出しだっただけでした。



2016冬:ツアー → 2017初春:ツアーDVD発売(2016冬公演) → 2017初夏:ニューアルバム発売 → 2017夏:アルバムを引っ提げたツアー決行



この流れ。新鮮!
今年はこれに+α 5月6月にヤスくん&ヨコちゃんそれぞれの舞台、11月にマルちゃんの初単独主演映画があります。スゴい…どうしたの関ジャニ∞…詰め込み過ぎなくらい充実しすぎ~!嬉しい悲鳴。ももうちょっと緩やかだと嬉しいというのが本音だょ…



まっ!今年は特に頑張って出稼ぐとして(笑)
では、振り返っていきます。



【セトリ】
OP映像(極道∞)
NOROSHI(練り歩く)
ブリュレ
RAGE
浮世踊リビト

メンバー挨拶
《キッズダンサー召喚》(2曲)
パノラマ
T.W.L

映像(OP映像パロディー エイトレンジャーver.)
エイトレンジャーコント

王様クリニック(村上)
The Light(安田丸山)
罪と夏
がむしゃら行進曲
イッツマイソウル
なぐりガキBEAT(新曲)

MC

《アコースティックコーナー》(日替わり)
12/10札幌:Baby Baby
12/15東京:ツブサニコイ
12/16東京:CANDY MY LOVE ←参戦
12/17東京:I to U
12/18東京:ローリング・コースター
12/22名古屋:Baby Baby
12/24名古屋:ツブサニコイ参戦
12/25名古屋:CANDY MY LOVE
1/2福岡:I to U
1/3福岡:ローリング・コースター
1/12大阪:Baby Baby
1/13大阪:ツブサニコイ参戦
1/14大阪:CANDY MY LOVE ←急遽参戦
1/15大阪:I to U & ローリング・コースター

言ったじゃないスカ(言ったじゃないかスカver.)

MC

ハダカ(横山渋谷)
Steal your love(錦戸大倉)
キング・オブ・男
前向きスクリーム

《映像(バンドセッション)》各地ごとに変更
札幌:北の国から(さだまさし)
東京:LOVE YOU ONLY(TOKIO)
名古屋:クリスマス・イブ(山下達郎)丸山劇場
福岡:Happy Happy Greeting(KinKi Kids)
大阪:粉もん(ジャニーズWEST)再・丸山劇場

《バンドコーナー》
Tokyo holic(2016.10.25session movie歌詞付き)

挨拶(大倉)

NOROSHI(バンド)

《アンコール》(気球メドレー3曲)
ズッコケ男道
急☆上☆SHOW
無責任ヒーロー

オモイダマ






セトリに関してはまず、シングル曲の多さにびっくり。そうきたか!
これは「思ってたんとちゃう!」(by雛)でした。
カップリングを勝手に期待しすぎてましたね。


エイトレンジャーを組み込ませた分、実質曲数は少なくなるので曲で遊びを入れる余裕はなかったかもしれないけど…それにしてもせめてNOROSHI収録曲は歌ってくれるもんだと思ってたよ??!?!Winter Love Songなんて冬コンで歌わなくていつ歌うん君ら?!でも罪夏は歌うというある意味興味深いセトリwもちろん楽曲は大好きだけど~
情緒の問題かな、これは。日本人は四季を大切にしようぜ。罪夏を歌うことより、Winter Love Songを歌わなかったことに疑問が残る。Why…


冬に罪夏歌って、夏にWinter Love Songを歌うつもりなのかもしれませんね(ああ皮肉サ)





ふわポムは12/25のみ、クリスマス仕様のサプライズ披露でセンターの大倉さんだけサンタコス・他メンはトナカイコスだったそうなので、改めて世界観を作り上げたちゃんとした形で披露してくれる日を待ってます。


ひとまずMV撮ろ!
中田ヤスタカさんにプロデュースしてもらう、ってのもいい。その際はポーカーフェイスで機械的に歌ってほしい~!!機械的とはいえこの曲で声を加工するのは御法度というこだわりの持ちようです。


アルゴリズム行進的な、1列で並んでそれぞれが1段階ずつ動きをズラしていく動きを無表情でやるシュールな方向で進めていただけると嬉しいな~なんて。
ふわポムに関してはガッチガチに構想(妄想)練ったよ、待ちくたびれたからw


もしくはキャンジャニちゃんが歌う。倉子センター曲。本家がちゃんとした形で披露する前に関ジャニ∞お兄さんのカヴァーをお願いしましょう。そうなれば、すば子ちゃんが「パンツ自前だ」を歌うことになります。大興奮ですね。きゃりーちゃんみたいな衣装でね。制服以外のキャンジャニちゃんが見たいー!




――――――――――――

妄想終わり!

第一印象は「思ってたんとちゃう!」が1番しっくりきてたかと思います。それはセトリ全体を通しての正直な感想。ただ、夏コンがあることを踏まえたらまた変わってくるかと。



NOROSHIで始まりNOROSHIで終わる演出はすごく良かった!最初の登場で練り歩く形で「あれ、バンドじゃないのかー」と拍子抜けしてたので。いやめちゃくちゃ格好良かったけど。47の特効服ヤ○キーから9年の月日が経ってあそこまで成り上がったのかと思うと感動もひとしおです。



あと
アコースティックコーナーで『Baby Baby』『ツブサニコイ』『CANDY MY LOVE』『I to U』『ローリング・コースター』を日替わりでローテーションすると決めた人は天才かな?天才だね?お歳暮贈りたかった。(時期的に)
ロリコスは亮ちゃんが兼ねてから好きな曲で毎年ゴシ推ししていて、やっと今年報われたらしいですね!


にしてもこの選曲全てが素晴らしい!!!脳天ぶち抜かれました。Baby Baby聴きたかったなー。
全曲DVDに入れない余地はない。(よね?インフィニティさん)




個人的に「せめてここだけは入れてください」と土下寝する勢いで懇願してるのは、1/13大阪公演のツブサです。



今ツアー及び2016年冬は、渋谷すばるがヲタク悩殺角度を編み出してたりウインクをしたり、本人も狙い撃ちで乱発していました。あの渋谷すばるが…!!!!ヲタクを意識的に堕としにかかってた!!!!!!!




中でも有名なのがNOROSHIの「あら控えめなのね ガールズ」部分。LIVEに限らず歌番組でも、カメラで自分が抜かれるタイミングを見計らってキメていたというレポまで挙がるほど、さらっとやっているように見えてスマートには出来ていなかったそうです。…え。可愛すぎない?大丈夫?(真顔)



最初は事故的に"たまたまウインクした感じになってしもた"といった感じだったらしいのですが、あまりにも会場が沸いたのでだんだんとその反応を味わうのが楽しくなっちゃったのかもしれません。
毎回毎回会場は「ギィヤァァァァァ……!!!!!!!」やら「ンンンンンンンン;;」やら「ッ……(凝固)」やら様々な沸き方をしていたのですが、自担があまりにも習得したての技を乱発するのでわたし自身は「(ふふふ可愛いなぁ^^)」とハイハイを覚えたばかりの子どもを見守るような余裕がありました。






しかし、1/13公演のツブサだけは違った。




終盤「好きだよって……」部分、こちらを見下す角度でカメラ目線の流し目をキメ込んだすばる。(これも多分、ちょっと格好つけてみたら格好つき過ぎてしもた。といった感じだった)


会場悲鳴。


歌い切る途中で堪えきれずクシャクシャの顔で「んふ…っ」と照れ笑い。恥ずかしそうな顔のままブルースハープを吹くすばる。(この一連がモニターで抜かれる)





会場悲鳴。ドームが割れた。わたしも死んだ。



今まで悲鳴に動じなかったくせに…!!!!
ズルい!!!!!!!渋谷すばるズルい!!!
あの破壊力。恐ろしい子………
全て最大フォントでお送りしたいくらい、とにかくやばかった。やばい・尊い・神くらいの語彙しか浮かばないのが申し訳ない。でもあれはマジ神でした。拝み~。MAX拝み~。



相当なことがない限り意図せず黄色い声が出にくいわたしながら、純粋な悲鳴が出たよぅ……あの不意打ち照れ笑いの渋谷すばるは、もう、誰もがいとも簡単に堕っこちるやつです。
冷静になる前にまず「DVDに入ってくれ…!!!!!!!」とテレパシーを送っている自分がいたのがおもしろい。ヲタクのシビアさ侮れない。


ただもう、これはほんっっ…とうに、あの場に居なかった全てのすばる担とも共有したいんですーーーーー!!!!勿論すばる担以外にも見てもらいたい、、嗚呼ァ、、


だからお願い1/13公演のツブサの渋谷すばるは入れてください。これだけは…これだけは…あぁ…インレコの胸ぐらを掴んでしまいそう。(恐喝)





おっと、脱線しました。

《エイタメ 冬》は、『ゆ』の世界観だなーと思います。
「まだ夢の途中 まだ夢の途中」
そんな気がしました。このやり方は、飽くまで通過点。



いや、はちゃめちゃ楽しかったんですけどね?!
感情論は置いといて。




去年、ヤスくんが雑誌(テレビジョンcolorsかな)でこんなようなことを言っていました。「今の関ジャニ∞のすることに納得できない人も居るかもしれない。でも今の僕らがやってることは未来の関ジャニ∞を形成することに繋がるから」ニュアンスですが、まさにこれです。


「嫌いになったわけじゃないけどなんか違う…」と最近の関ジャニ∞との感覚のズレに疑問を抱いて、初めは小さなことでもそれが積もり積もって離れて行った人も居ると思います。ただ、当たり前ですが今が最終形体なわけではなく、今はコツコツと関ジャニ∞の未来を形成する作業の時期なのかな~と感じている。(偉そ~)



キッズダンサー(一般人)とコラボしたりさ。わたしも発表当時は『関ジャニ∞のイイ人キャンペーン』と呼んでいたくらい決して好意的に受け止めてなかったですけどw

個人的にリサイタルと冬コンの思い入れは全然違うので、なんで冬コンまで……!!と絶句モンでした。


でも終わってみて、今回は一般人とはいえ小学生を対象としたキッズだったというのも大きいと思いますが、全然良かったなーという感想です。

パフォーマンス終わってからキッズのインタビュー時間を設けるんだったらLIVEが中断されて嫌だな…という懸念があったのですが、快活に踊ってそのまますぐ爽やかにはけてくれたので可愛かったし癒された。


ご当地のキッズのドキュメントを見ていくとやっぱり母の気持ちでホロリと感動もしたし、村上さんが「これを機にダンスや音楽の道に進む子、いつか一緒にお仕事できるかもしれません」と語り掛けていたのに感銘を受けました。そうかぁ…関ジャニ∞のバックで踊ったことで人生が変わる子もいるんだもんな…と。それって凄いことだから。まぁ現実論は、次からはせめてリサイタルだけにしてほしいことには変わりないですけどねwそこは譲れないよ頼むぞ!




三歩下がって彼らのやることを冷静に傍観しつつ、着いて行く所存。ファンを引き留められないのも技量と言われたらそこまでだけど~!!



わたしはやんややんやガヤを飛ばしながらも着いていきたくなる関ジャニ∞が好きなのでね(笑)


とりあえずは初夏に発売されるアルバムを待つのみ!
ヲタク的にもお世話になりっぱなしの中村哲平監督がエイタメ(冬)の極道∞映像を撮ってくださいましたが、そこかしこに散りばめられていたパッチを彷彿とさせる仕掛け……あれが果たしてパッチ2の助走だったのかは神(監督)のみぞ知る、ですね。



そろそろソロ曲きてもいいかも。



妄想は膨らみます。
2/4のスバラジですばるが「アルバム制作で引きこもってますよ」と教えてくれたので、今後も積極的にメンバーが楽曲制作に関わってくれてるみたい。








吐くほど楽しみ!